このパッケージに含まれているイメージ フィルタ プロシージャは、FillPattern を操作し、返します。入力の FillPattern は決して変更されず、フィルタリングされた FillPattern が返されます。任意のイメージ フィルタを Pixmap に適用するのに使用する filter-pixmap プロシージャもあります。このプロシージャは Pixmap を返します。

複数のイメージ フィルタを連続して適用し、最適な効果を生成することができます。

すべてのイメージ フィルタ プロシージャには、キーワード パラメータ out があります。これは、呼び出し元が提供する FillPattern です。out パラメータでは、入力の FillPattern にフィルタを適用した結果を保持させる FillPattern を指定します。書き込み可能な FillPattern だけが、出力の FillPattern として使用でき、それ以外の場合、イメージ フィルタによりエラーがスローされます。

FillPattern.writable? アクセッサを使用して、FillPattern が書き込み可能かどうかを確認できます。

イメージ フィルタを使用する際に注意すべき点が 2 つあります。

• 多くのイメージ フィルタは Drawable を使用して、フィルタリング作業を行います。その結果、大きすぎて Drawable に収まらないイメージをフィルタで処理しようとすると、例外がスローされます。
• 多くのグラフィック カードにはバグがあり、1024x1024 ピクセルより大きなイメージになると、正しく描画されません。このため、イメージ サイズは 1024x1024 以下にすることが推奨されています。