constructor (プリミティブ)
パッケージ: CURL.LANGUAGE.COMPILER

シグネチャ

{constructor [access] [modifier-list] {constructor-name [arg-list]}
code-body
},

クラスのインスタンスを初期化します。

access: アクセス属性です。有効な属性は publiclibrarypackageprotected および private です。access を指定しないと、アクセス属性は既定で package になります。

アクセス属性は、クラスのインスタンス作成をコントロールします。
modifier-list: 修飾子のリスト (省略可能)。コンストラクタの有効な修飾子は implicitinline、 および deprecated です。複数の修飾子を指定する場合は、各修飾子をスペースで区切ります。
constructor-name: はコンストラクタの名前です。有効な Curl 識別子を作成するには、Curl メソッドの命名規則を使用することを推奨します。小文字のみを使用してください。コンストラクタ名に複数の単語が含まれる場合は、ハイフンで区切ります。

名前 default は特別な意味を持ちます。コンストラクタ名を指定しないでクラスが作成された場合、インスタンスの初期化には default コンストラクタが起動します。
arg-list: コンストラクタへの引数のリスト。リストされた引数または残余引数を指定することができます。指定可能な引数のフォーマットは、位置フォーマットまたはキーワード フォーマットです。引数の指定を区切るにはカンマを使用します。
code-body: はコンストラクタの本体です。code-body はコード ブロックです。インスタンスを適切に初期化するために 1 つまたは複数の Curl 式で構成されます。コードは値を返しません。

説明

コンストラクタはクラスのインスタンスを初期化します。クラスのインスタンスが作成され、インスタンス化の引数が渡されたときに自動的に呼び出されます。

1 つのクラスについて複数のコンストラクタが存在可能です。各コンストラクタが異なる名前と、場合によっては異なるアクセス属性を持つことができます。コンストラクタへのアクセスは、クラスのインスタンス作成をコントロールします。これは、既存のインスタンス操作のためにアクセスする場合と異なります。

コンストラクタは継承されません。

クラス内に初期値がないフィールドがある場合、またはクラス内に引数の初期化が必要なスーパークラスがある場合は、最低 1 つのコンストラクタを持つことが必要です。

コンストラクタのついての詳細は、『Curl 開発者ガイド』の「コンストラクタ」のセクションを参照してください。