get-default-manifest

このパッケージの ComponentManifest を取得します。

シグネチャ

{get-default-manifest}:ComponentManifest

説明

this-package で識別される現在のコンパイルユニットに関連付けられた ComponentManifest オブジェクトを返します。

アプレットとスクリプトの場合、これは applet または script ステートメントで宣言されているマニフェストになります。マニフェストが宣言されていない場合は空のマニフェストになります (get-empty-manifest を参照)。

インポートされるパッケージの場所がマニフェストで指定されている場合、このパッケージのエントリを含み、パッケージの発見に使われたマニフェスト (ComponentManifest.lookup を参照) になります。

明示的に場所が指定されたインポートパッケージの場合、既定のマニフェストは次の方法で決まります。

インポート側のコードの既定のマニフェストと、すべてのデリゲートマニフェストが順番に検索されます。パッケージの指定場所を含むインポートステートメントと一致するエントリが見つかれば、このエントリを含むマニフェストが既定のマニフェストになります。エントリが見つからなければ、このパッケージの既定のマニフェストは空のマニフェストになります。
既定のマニフェストがなくパッケージがインポートされ、その package 宣言に manifest キーワードが指定されている場合、空のマニフェストの代わりにその既定のマニフェストが指定された場所からロードされます。

OpenPackage の作成時には既定のマニフェストを明示的に指定できます。指定がない場合は空のマニフェストになります。

他のパッケージの既定のマニフェストはget-default-manifest-for-packageを使って取得する事ができます。

『Curl 開発者ガイド』の「マニフェスト」も参照してください。

例

次のアプレットと、

|| applet.curl
{curl 8.0 applet}
{applet APPLET, manifest = "main.mcurl"}
{import A}
{import B}
{import C, location = "c.scurl"}
{import D, location = "d.scurl"}

マニフェストと、

|| main.mcurl
{curl 8.0 manifest}
{manifest MAIN}
{delegate-to SUB, location = "sub.mcurl"}
{component package A, location = "a.scurl"}

|| sub.mcurl
{curl 8.0 manifest}
{manifest SUB}
{component package B, location = "b.scurl"}
{component package C, location = "c.scurl"}

|| other.mcurl
{curl 8.0 manifest}
{manifest OTHER}
{component package E, location = "e.scurl"}
{component package F, location = "f.scurl"}

パッケージがあります。

{curl 8.0 package}
{package A}

{curl 8.0 package}
{package B}

{curl 8.0 package}
{package C}

{curl 8.0 package}
{package D}

{curl 8.0 package}
{package E, manifest = "other.mcurl"}
{imports F}

{curl 8.0 package}
{package F}

この場合、既定のマニフェストは以下のようになります。

Compilation unit	Default manifest
APPLET	MAIN
A	MAIN
B	SUB
C	SUB
D	none
E	OTHER
F	OTHER