CURL.IDE.COVERAGE (パッケージ)

Curl 言語コード カバレッジ測定のサポート。

説明

カバレッジ測定は、カバレッジが測定している間 Curl ソースコードのどの部分を実行されているかを記録します。プログラムのどれだけテストされたかを確認する時、これは役に立ちます。 この機能は、実行されたソースコードの回数を確認でき、パフォーマンス測定においても役に立ちます。 詳細は CURL.IDE.PERFORMANCE 、もしくは IDE ドキュメントのアプレット コード カバレッジの測定と、パフォーマンス API を参照してください。
プログラム内でカバレッジ測定を行なう場合は、以下のように行なってください :
  1. 実行されるコードの場所の実行回数を測定するためには、coverage-enable を使用してカバレッジ測定を有効にして下さい。 カバレッジが無効の場合、カバレッジの操作はほとんど何できません。
  2. coverage-instrument を使用して測定したいソースコードを設定して下さい。
  3. coverage-start を使用してカバレッジ測定を開始してください。
  4. 実行したいカバレッジ測定を含むコードを実行してください。
  5. coverage-stop を使用してカバレッジ測定を停止してください。停止すると、測定範囲のコードでデバッガを安全に使用できます。
  6. coverage-results を使用して測定結果を得ることができます。測定結果は CoverageData オブジェクトで取得できます。
  7. CoverageData の測定結果はファイルへの保存、自動解析、カバレッジビューアでの確認が可能です。 coverage-view を使用してカバレッジビューアで表示することもできます。
  8. coverage-disable を使用してカバレッジ測定を無効にします。明確にこれを行わない場合、exit の際、自動的に無効にされます。


異なるアプレットで同一のソースコードに対してカバレッジを同時に計測した場合、不正確な結果しか得られない可能性があります。カバレッジは、一つのプロセスのみが一度に一箇所を測定する仕組みになっています。同時に複数のプロセスの coverage-started? が true になっている場合のみに発生します。同時にカバレッジ測定を行うことは、測定箇所が重複しないことを保障できることや、全プロセスの結果をマージして使用することを意図していない限り避けるべきです。
注意 : このパッケージは Curl IDE がインストールされている環境でのみ使用することができます。

注意事項

X86ベースのプロセッサ(32ビットもしくは64ビット)を使用しているWindows または Linux 以外のプラットフォームでは カバレッジの測定はブレークポイント使用の妨げになり、デバッガで計測コードのステップ実行を試みます。Curl 7.0 以前のバージョンでは、全てのプラットフォームに対してこの問題が起こります。
パッケージ メンバ:
coverage-count?
coverage-disable
coverage-enable
coverage-enabled?
coverage-import
coverage-instrument
coverage-results
coverage-start
coverage-started?
coverage-stop
coverage-test-name
coverage-view
CoverageAdjustment
CoverageCounter
CoverageData
CoverageInstrumentException
CoverageStatistics
FileCoverageData
FileCoverageStatistics
PackageCoverageData
TargetedCoverageCounter
UrlMap
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