right-justify (テキストプロシージャ)
{right-justify ...}:ParagraphVisual
インポート元: CURL.GUI.STANDARD. package 内で定義されています CURL.GUI.TEXT-FORMATS.

内容をコンテナの右揃えにします。

説明

このテキスト書式は、{paragraph paragraph-justify="right"} と同じです。テキストの配置は段落ごとに揃えられます。このため、このテキスト書式は段落の境界を示します。right-justify は、含まれている TextFlowBox に右揃えにする空き領域がない場合、効果がないことに注意してください。これが及ぼす二次的な効果については、次の例を参照してください。オプションに関する詳細は、paragraph-justify を参照してください。

構文

            {right-justify
                    [option1=value1,
                     option*=value*,]
                    ...}
            
option: 任意の段落または文字オプション。
value: オプションに対する有効値です。
...: 段落の内容。

段落オプション

段落オプションはすべてローカルです。これらは、段落全体のレイアウトに影響を与えます。段落を別の段落の中に埋め込んだ場合、コンテナ段落の段落オプション設定は、含まれる段落に適用されません

文字オプション

文字オプションを paragraph に設定すると、そのオプションは段落内のテキストすべてに適用されます。段落内にテキストが含まれない場合、オプション設定は効果がありません。段落オプションとは異なり、文字オプションは非ローカル オプションです。

戻り値

コンテンツの右揃えを表示する ParagraphVisual
このオブジェクトは Visual を受け入れられるものであれば追加することができます。


{TextFlowBox
    width=6in,
    background="yellow",
    {paragraph
        paragraph-justify="left",
        This paragraph is aligned to the left.},
    {center
        This paragraph is aligned to the center.},
    {paragraph
        paragraph-justify="right",
        This paragraph is aligned to the right.}}
{VBox
    {TextFlowBox
        background="lime",
        {right-justify None of this will be right-aligned.}},
    {TextFlowBox
        background="pink",
        {right-justify because there is}},
    {TextFlowBox
        background="lime",
        {right-justify no room in any of the}},
    {TextFlowBox
        background="pink",
        {right-justify TextFlowBoxes.}}}

プログラミング注意事項

{right-justify} を直接使用する代わりに、新しいテキスト書式を目的に応じて定義することを推奨します。たとえば本を書く際に、章のタイトルとグラフィック キャプションとを右揃えにするとします。この場合に {right-justify} を直接使用すると、後でタイトルを左揃えにするのが困難になります。

参照:

define-text-format
Curl のテキスト書式

注意事項

このオブジェクトは、"right-justify"のスタイル ルールを記述することでスタイル化することが出来ます。

改訂

Curl 7.0 で使用すると、このテキストプロシージャは ParagraphVisual オブジェクトを返します。以前の Curl のバージョンでは、テンプレートオブジェクトが返されました。それはグラフィック階層に追加した時に Visual オブジェクトが生成されます。ほとんど全てのアプリケーションで変化があることは気づきません。しかし、過去のテンプレートを返す方法では、グラフィック階層に追加する度に異なる Visual オブジェクトを作成することで同じ right-justify テンプレートを追加することは可能でした。現在、right-justify は直接 Visual オブジェクトを返します。一連のグラフィック階層に同じ right-justify を追加しようとすることはグラフィック階層 (一番最後を除く) から right-justify オブジェクトのエラーもしくは削除 (または、両方) される結果となります。