ソース コード管理

概要

Curl® 統合開発環境 (IDE) は、広く利用されているいくつかのソース コード管理システムへのインターフェイスを備えています。このインターフェイスにより、IDE 内からソース コード管理操作のサブセットを実行できます。IDE を通じてソース コード管理を使用するには、適切な SCC ソフトウェアがコンピュータに正しくインストールされ、構成されていなければなりません。SCC メニューに、IDE を通じて実行できる操作の一覧が示されています。「SCC メニュー」を参照してください。
注意: ソース コード管理の IDE インターフェイスは、Windows プラットフォームでのみ使用可能です。

IDE プロジェクトに対する SCC 管理の有効化

IDE ソース コード管理機能により、IDE プロジェクトを管理できます。IDE ソース コード管理は、プロジェクトの一部でないファイルに対しては使用できません。また、プロジェクトのファイルであっても、ファイルによってはこれを使用できないものがあります。唯一の例外は、SCC クライアントのルート ディレクトリの下にないリソースです。このようなリソースはプロジェクトに追加できますが、SCC データベースには追加されません。
プロジェクトに対してソース コード管理を有効にするには、まず IDE でそのプロジェクトを開きます。次に、SCC メニューの [設定...] 選択項目を使用して [プロジェクトのプロパティ] ダイアログを開き、[ソース コード管理] タブを選択します。このダイアログの説明は、「プロジェクトのプロパティの変更」のセクション「ソース コード管理」に記載されています。
[ソース コード管理を有効にする] チェック ボックスをオンにして、プロバイダおよびユーザー名情報を入力すると、IDE はプロジェクトのローカル バージョンをソース コード管理データベースと同期させます。プロジェクト ファイルがソース コード管理の配下になっていないと、IDE は、プロジェクト ファイル (.cprj)、プロジェクト マニフェスト ファイル (manifest.mcurl)、およびプロジェクトに含まれているすべてのファイルをソース コード管理システムに追加するよう、選択されたプロバイダに指示します。ファイルがチェックインされているかチェックアウトされているかを示すアイコンが、[プロジェクト] ペインのファイル アイコンの左側に表示されます。
プロジェクトに対して SCC 管理を有効にすると、IDE はプロジェクト リソースを次のように処理します。
SCC の管理下にあるファイルは、チェックインされていてもチェックアウトされていても、IDE エディタで開くことができます。チェックアウトされていないファイルを編集しようとすると、IDE は、そのファイルをチェックアウトするかどうかを尋ねるメッセージを表示します。
IDE 内における SCC 操作の正確な働きは、使用している SCC システムによって異なります。多くの SCC メニュー コマンドは、使用しているシステムを呼び出して、ソース コード管理操作を実行します。