PixmapBasedFillPattern (クラス)
public abstract PixmapBasedFillPattern {inherits FillPattern}
インポート元： CURL.GUI.STANDARD. package 内で定義されています CURL.GRAPHICS._2D.RENDERER2D.
直接継承しているサブクラス: LinearGradientFillPattern, RadialGradientFillPattern

時間によって変更しない手続き型テクスチャの基礎となる抽象基本クラスです。

説明

このクラスにより、Pixmap を FillPattern の基礎として簡単に計算することができます。FillPattern の詳細はほとんどこのクラスで処理されています。

基礎となる Pixmap のサイズを定義する論理については、PixmapBasedFillPattern.to-Pixmap を参照してください。

オーバーライド

PixmapBasedFillPattern をサブクラス化して、手続き型の FillPattern を実装することができます。実装に必要なメソッドは次の 2 つだけです。 また実装で Pixmap のアルファ チャネルを使用する必要がない場合は、FillPattern.ignore-alpha? の実装を推奨します。これによりレンダリング速度が上がります。

サブクラスの例については、LinearGradientFillPattern および RadialGradientFillPattern を参照してください。

コンストラクタ
clone-from:指定された FillPattern のコピーを作成します。
コンストラクタ protected {PixmapBasedFillPattern.clone-from o:PixmapBasedFillPattern}
default:PixmapBasedFillPattern 基本クラスを初期化します。
コンストラクタ protected {PixmapBasedFillPattern.default
max-width:int = 64,
max-height:int = 64,
default-width:int = 32,
default-height:int = 32
}

プロパティ
default-height:基礎となる Pixmap の高さの既定値です。
フィールド protected PixmapBasedFillPattern.default-height:int
default-width:基礎となる Pixmap の幅の既定値です。
フィールド protected PixmapBasedFillPattern.default-width:int
max-height:基礎となる Pixmap を作成するのに使用される高さの最大値です。
フィールド protected PixmapBasedFillPattern.max-height:int
max-width:基礎となる Pixmap を作成するのに使用される幅の最大値です。
フィールド protected PixmapBasedFillPattern.max-width:int
readable?:PixmapBasedFillPattern が読み取り可能かどうかを示します。
アクセサ public PixmapBasedFillPattern.readable?:bool
underlying-Pixmap:現在の基礎となる Pixmap です。
フィールド protected PixmapBasedFillPattern.underlying-Pixmap:#Pixmap
underlying-Texture:現在の基礎となる Pixmap の Texture 表現です。
フィールド protected PixmapBasedFillPattern.underlying-Texture:#RENDERER3D.Texture
uniform?:PixmapBasedFillPattern のすべての要素が同じ値であるかどうかを示します。
アクセサ public PixmapBasedFillPattern.uniform?:bool
writable?:PixmapBasedFillPattern が書き込み可能かどうかを示します。
アクセサ public PixmapBasedFillPattern.writable?:bool
プロパティ 継承 FillPattern: ignore-alpha?

メソッド
compute-pixmap:underlying-Pixmap の計算が必要なときに呼び出します。その Pixmap には既存の状態はないと想定されています。
protected abstract {PixmapBasedFillPattern.compute-pixmap}:void
paint:指定された境界内で与えられた Renderer2d 上にこの FillPattern をペイントします。
public {PixmapBasedFillPattern.paint
r2d:Renderer2d,
x:Distance,
y:Distance,
width:Distance,
height:Distance,
uv1:Fraction2d,
uv2:Fraction2d
}:void
to-Pixel:この FillPattern の Pixel 表現を作成して返します。
public {PixmapBasedFillPattern.to-Pixel
hints:FillPatternHints = FillPatternHints.none
}:Pixel
to-Pixmap:この FillPattern の Pixmap 表現を作成して返します。
public {PixmapBasedFillPattern.to-Pixmap
out:#Pixmap = null,
hints:FillPatternHints = FillPatternHints.none
}:Pixmap
to-Texture:この FillPattern の Texture 表現を作成して返します。
public {PixmapBasedFillPattern.to-Texture
hints:FillPatternHints = FillPatternHints.none
}:RENDERER3D.Texture
メソッド 継承 FillPattern: clone, to-uniform-FillPattern
メソッド 継承 Object: object-describe, object-describe-for-debugging, object-serialize



コンストラクタ詳細
clone-from (コンストラクタ)
protected {PixmapBasedFillPattern.clone-from o:PixmapBasedFillPattern}

指定された FillPattern のコピーを作成します。


default (コンストラクタ)
protected {PixmapBasedFillPattern.default
max-width:int = 64,
max-height:int = 64,
default-width:int = 32,
default-height:int = 32
}

PixmapBasedFillPattern 基本クラスを初期化します。

max-width: 基礎となる Pixmap を作成するのに使用される幅の最大値。これは、主にメモリ コストやパフォーマンス コストを制限するためのものです。サブクラスではこれらを直接設定しない場合もあります。
max-height: 基礎となる Pixmap を作成するのに使用される高さの最大値。詳細については、max-width を参照してください。
default-width: 基礎となる Pixmap の幅の既定値。PixmapBasedFillPattern.default-width を参照してください。
default-height: 基礎となる Pixmap の高さの既定値。PixmapBasedFillPattern.default-height を参照してください。


プロパティ詳細
default-height (フィールド)
protected PixmapBasedFillPattern.default-height:int

基礎となる Pixmap の高さの既定値です。

説明

この値は、Pixmap を作成するときに FillPattern がどのように使用されるかについてのヒントがない場合に to-Pixmap で使用されます。

default-width (フィールド)
protected PixmapBasedFillPattern.default-width:int

基礎となる Pixmap の幅の既定値です。

説明

この値は、Pixmap を作成するときに FillPattern がどのように使用されるかについてのヒントがない場合に to-Pixmap で使用されます。

max-height (フィールド)
protected PixmapBasedFillPattern.max-height:int

基礎となる Pixmap を作成するのに使用される高さの最大値です。


max-width (フィールド)
protected PixmapBasedFillPattern.max-width:int

基礎となる Pixmap を作成するのに使用される幅の最大値です。


readable? (アクセサ)
アクセサ public PixmapBasedFillPattern.readable?:bool

PixmapBasedFillPattern が読み取り可能かどうかを示します。

説明

既定値は true です。

underlying-Pixmap (フィールド)
protected PixmapBasedFillPattern.underlying-Pixmap:#Pixmap

現在の基礎となる Pixmap です。


underlying-Texture (フィールド)
protected PixmapBasedFillPattern.underlying-Texture:#RENDERER3D.Texture

現在の基礎となる Pixmap の Texture 表現です。


uniform? (アクセサ)
アクセサ public PixmapBasedFillPattern.uniform?:bool

PixmapBasedFillPattern のすべての要素が同じ値であるかどうかを示します。

説明

既定値は false です。

writable? (アクセサ)
アクセサ public PixmapBasedFillPattern.writable?:bool

PixmapBasedFillPattern が書き込み可能かどうかを示します。

説明

既定値は false です。




メソッド詳細
compute-pixmap (メソッド)
protected abstract {PixmapBasedFillPattern.compute-pixmap}:void

underlying-Pixmap の計算が必要なときに呼び出します。その Pixmap には既存の状態はないと想定されています。

オーバーライド

PixmapBasedFillPattern をサブクラス化する際に、このメソッドでほとんどの作業を実行することになります。underlying-Pixmap はすでに初期化され、正しいサイズを持っています。したがって、必要なのはそれを Pixel で埋めることだけです。

paint (メソッド)
public {PixmapBasedFillPattern.paint
r2d:Renderer2d,
x:Distance,
y:Distance,
width:Distance,
height:Distance,
uv1:Fraction2d,
uv2:Fraction2d
}:void

指定された境界内で与えられた Renderer2d 上にこの FillPattern をペイントします。

r2d: ペイントする Renderer2d。
x, y: 塗りつぶされる四角形の左上隅。
width, height: 塗りつぶされる四角形の幅と高さ。width および height は負でない値であることが必要です。
uv1: 四角形の左上隅のテクスチャ座標。
uv2: 四角形の右下隅のテクスチャ座標。

説明

FillPattern がそれ自体を fill-pattern としてレンダリングする (または何かをレンダリングする) と無限ループを引き起こすため、これを行なわないようにします。

to-Pixel (メソッド)
public {PixmapBasedFillPattern.to-Pixel
hints:FillPatternHints = FillPatternHints.none
}:Pixel

この FillPattern の Pixel 表現を作成して返します。

オーバーライド

既定の実装では、基礎となる Pixmap の平均色が値となる Pixel を返します。必要に応じてこのメソッドをオーバーライドします。

to-Pixmap (メソッド)
public {PixmapBasedFillPattern.to-Pixmap
out:#Pixmap = null,
hints:FillPatternHints = FillPatternHints.none
}:Pixmap

この FillPattern の Pixmap 表現を作成して返します。

説明

このメソッドは基礎となる Pixmap を使用して、それが返す Pixmap を計算します。返されるピクスマップは、基礎となるピクスマップの最終的なサイズと同じになりますが、次の論理を使用して再定義される場合があります。

to-Texture (メソッド)
public {PixmapBasedFillPattern.to-Texture
hints:FillPatternHints = FillPatternHints.none
}:RENDERER3D.Texture

この FillPattern の Texture 表現を作成して返します。

説明

基礎となる Texture を計算して返します。