ShadowSpec (クラス)
public sealed ShadowSpec
インポート元: CURL.GUI.STANDARD. package 内で定義されています CURL.GUI.BASE.

独自の影を表すクラスです。

導入: バージョン 6.0

コンストラクタ
default:ShadowSpec オブジェクトを作成します。
コンストラクタ public {ShadowSpec.default
offset:any = 6px,
angle:Angle = 135deg,
corner-radius:any = 3px,
falloff:int = 5,
upper-left-rounded?:bool = true,
upper-right-rounded?:bool = true,
lower-right-rounded?:bool = true,
lower-left-rounded?:bool = true
}

プロパティ
angle:影の角度です。
フィールド public constant ShadowSpec.angle:Angle
corner-radius:影の丸みを帯びた角の角度です。
フィールド public constant ShadowSpec.corner-radius:any
falloff:影の透過性を減らす比率です。
フィールド public constant ShadowSpec.falloff:int
lower-left-rounded?:影の左下の角が丸みを帯びた外観かどうかを示します。
フィールド public constant ShadowSpec.lower-left-rounded?:bool
lower-right-rounded?:影の右下の角が丸みを帯びた外観かどうかを示します。
フィールド public constant ShadowSpec.lower-right-rounded?:bool
offset:Graphic からのオフセットです。
フィールド public constant ShadowSpec.offset:any
upper-left-rounded?:影の左上の角が丸みを帯びた外観かどうかを示します。
フィールド public constant ShadowSpec.upper-left-rounded?:bool
upper-right-rounded?:影の右上の角が丸みを帯びた外観かどうかを示します。
フィールド public constant ShadowSpec.upper-right-rounded?:bool

メソッド
equal?:2つのShadowSpecが等しいかどうかを示します。
public {ShadowSpec.equal? spec:ShadowSpec}:bool
get-shadow-growth-in-pixels:影をレンダリングするために必要な追加スペースを計算します。
public {ShadowSpec.get-shadow-growth-in-pixels graphic:Graphic}:int
メソッド 継承 Object: object-describe, object-describe-for-debugging, object-serialize



コンストラクタ詳細
default (コンストラクタ)
public {ShadowSpec.default
offset:any = 6px,
angle:Angle = 135deg,
corner-radius:any = 3px,
falloff:int = 5,
upper-left-rounded?:bool = true,
upper-right-rounded?:bool = true,
lower-right-rounded?:bool = true,
lower-left-rounded?:bool = true
}

ShadowSpec オブジェクトを作成します。

offset: ShadowSpec.offset の初期値を提供します。有効な値は、数値、Distance 値と、PixelDistance 値です。
angle: 影の方向である ShadowSpec.angle の初期値を提供します。初期値では、南西方向に影を配置します。
corner-radius: 影の丸みを帯びた角の角度である ShadowSpec.corner-radius の初期値を提供します。有効な値は、数値、Distance 値と、PixelDistance 値です。負の値は許可されません。
falloff: 影の透明度が減る比率である ShadowSpec.falloff の初期値を提供します。この値は 0 以上 30 以下の範囲内でなければいけません。
upper-left-rounded?: ShadowSpec.upper-left-rounded? の初期値を提供します。
upper-right-rounded?: ShadowSpec.upper-right-rounded? の初期値を提供します。
lower-right-rounded?: ShadowSpec.lower-right-rounded? の初期値を提供します。
lower-left-rounded?: ShadowSpec.lower-left-rounded? の初期値を提供します。

注意事項

影の使用方法に関する詳細情報と例については、Graphic.shadow-spec を参照して下さい。
導入: バージョン 6.0



プロパティ詳細
angle (フィールド)
public constant ShadowSpec.angle:Angle

影の角度です。

注意事項

影の方向を決定します。
北の方向の影を取得するには、0deg を使用してください。影は、View の下に光源があるかのように Graphic の上の端に描画されます。アングルが 0deg から増えると、影の方向は設定されたアングルで時計回りに移動し、アングルがマイナスになると影の方向は設定されたアングルで反時計周りに移動します。つまり、135deg のアングルでは、影が南西方向につきます。これは、既定のアングルです。
導入: バージョン 6.0


corner-radius (フィールド)
public constant ShadowSpec.corner-radius:any

影の丸みを帯びた角の角度です。

説明

既定の影はぼんやりとした丸みを帯びた四角形として考えられます。この値は、丸みを帯びた角を定義する円の角度を決定します。
このパラメータが全ての影に適用されない可能性があることに注意してください。たとえば、グラフィックの影に似た shape で影を提供するために EllipseGraphicGraphic.draw-shadow をオーバーライドします。この場合、このパラメータは意味がなく、効果が全くありません。

注意事項

値の正規の型は次の通りです。:
負の値は許可されずエラーになります。
導入: バージョン 6.0


falloff (フィールド)
public constant ShadowSpec.falloff:int

影の透過性を減らす比率です。

説明

この値は、影の透過性が減る方法を決定します。特に、この数は影の端に適用されるぼかしの程度を決定します。高い値程よりやわらかな端を提供します;0 は可能な限りもっともコントラストの高い端を提供します。この値は 0 以上 30 以下の範囲内でなければいけません。それ以外の範囲の場合は、エラーがスローされます。.

注意事項

この数は、影の形状を表現するイメージ上で処理される、単純なぼかしのフィルタの回数を実際に制御します。その結果、ShadowSpec が影を描画する初回に、この数が多い場合はより多くの処理時間を必要とします。これはまた大きな影を描画します。大きな影は、影を描画している間にパフォーマンスの低下、メモリ使用量の増加といった短所があります。上記での述べられている上限は主にこれらの理由によるものです。
導入: バージョン 6.0


lower-left-rounded? (フィールド)
public constant ShadowSpec.lower-left-rounded?:bool

影の左下の角が丸みを帯びた外観かどうかを示します。

説明

この値が false の場合、ShadowSpec.corner-radius はこの角に対して何の影響も与えません。
このパラメータが全ての影に適用されない可能性があることに注意してください。たとえば、グラフィックの影に似た shape で影を提供するために EllipseGraphicGraphic.draw-shadow をオーバーライドします。この場合、このパラメータは意味がなく、適用できません。
導入: バージョン 6.0


lower-right-rounded? (フィールド)
public constant ShadowSpec.lower-right-rounded?:bool

影の右下の角が丸みを帯びた外観かどうかを示します。

説明

この値が false の場合、ShadowSpec.corner-radius はこの角に対して何の影響も与えません。
このパラメータが全ての影に適用されない可能性があることに注意してください。たとえば、グラフィックの影に似た shape で影を提供するために EllipseGraphicGraphic.draw-shadow をオーバーライドします。この場合、このパラメータは意味がなく、適用できません。
導入: バージョン 6.0


offset (フィールド)
public constant ShadowSpec.offset:any

Graphic からのオフセットです。

注意事項

有効な値の型は次の通りです:
負の値は 0 に固定されます。
導入: バージョン 6.0


upper-left-rounded? (フィールド)
public constant ShadowSpec.upper-left-rounded?:bool

影の左上の角が丸みを帯びた外観かどうかを示します。

説明

この値が false の場合、ShadowSpec.corner-radius はこの角に対して何の影響も与えません。
このパラメータが全ての影に適用されない可能性があることに注意してください。たとえば、グラフィックの影に似た shape で影を提供するために EllipseGraphicGraphic.draw-shadow をオーバーライドします。この場合、このパラメータは意味がなく、適用できません。
導入: バージョン 6.0


upper-right-rounded? (フィールド)
public constant ShadowSpec.upper-right-rounded?:bool

影の右上の角が丸みを帯びた外観かどうかを示します。

説明

この値が false の場合、ShadowSpec.corner-radius はこの角に対して何の影響も与えません。
このパラメータが全ての影に適用されない可能性があることに注意してください。たとえば、グラフィックの影に似た shape で影を提供するために EllipseGraphicGraphic.draw-shadow をオーバーライドします。この場合、このパラメータは意味がなく、適用できません。
導入: バージョン 6.0





メソッド詳細
equal? (メソッド)
public {ShadowSpec.equal? spec:ShadowSpec}:bool

2つのShadowSpecが等しいかどうかを示します。

spec: selfと比較されるShadowSpec

戻り値

selfspecが、各プロパティにおいて同じ値を持つ場合には、trueになります。そうでない場合は falseです。
導入: バージョン 7.0


get-shadow-growth-in-pixels (メソッド)
public {ShadowSpec.get-shadow-growth-in-pixels graphic:Graphic}:int

影をレンダリングするために必要な追加スペースを計算します。

graphic: 影が描画される Graphic です。

戻り値

ピクセルで測られる値です。

説明

オブジェクトの影の境界(Layout.get-shadow-bounds を参照してください)は、各サイドのこの値によって拡張されるオブジェクトのセルの境界と同じ寸法になります。

注意事項

戻り値を Distance に変換する時には、必ずピクセル サイズ(DisplayContext.pixel-size)を使用し、デバイス ピクセル サイズ(DisplayContext.device-pixel-size)は使用しないでください。
導入: バージョン 6.0