CompositionChangeEvent

入力メソッドの現在の構成文字列が変更されたという通知。

説明

このイベントは、構成モードの間に送信されます。これは、クライアントオブジェクトがすでに StartCompositionEvent を受け取っているが、まだマッチする後続の CompositionResultEvent を受け取っていないことを意味します。

supports-inline-mode? が true の InputMethodClient だけが入力メソッドイベントを受け取ります。

イベント内の各フィールドには、クライアントによるデータの一般的な扱いについて説明されています。

新しい CompositionChangeEvent オブジェクトを作成します。

構成文字列内の入力メソッドのキャレットインデックス。

説明

クライアントは、通常、点滅するキャレットを、構成文字列内の位置と対応するグラフィックの位置にレンダリングします。

構成文字列内の句のリスト。

説明

構成文字列には、1 つ以上の句を含めることができ、それぞれが InputMethodCompositionClause で表されます。

InputMethodClient は、通常、句の情報を使用して、構成文字列の表示方法を決定します。たとえば、選択されている句は、ハイライト表示で描画します。

組成文字列から生成された現在の入力メソッドによる入力文字列

現在の入力メソッド構成文字列。

説明

クライアントは、通常、クライアントに表示されている以前の任意の構成文字列を現在の構成文字列で置き換えます (構成モードで初めてこのイベントを受け取る場合、構成文字列は、通常、クライアントオブジェクト内のキャレットの位置に表示されます)。

構成文字列は、 CompositionResultEvent で確定されるまでは一時的なものと見なされます。つまり、構成を終了すると、一時的な構成文字列は削除されます。

このメソッドは GuiEvent オブジェクトの状態をクリアするために gui-toolkit で呼び出されます。

注意事項

既定の実装では GuiEvent.consumed? フィールドを false に設定します。

オーバーライド

サブクラスでは、追加されるすべての状態がクリアされるようこのメソッドをオーバーライドしてください。また、基本クラスでクリアすべきすべての状態がクリアされるように、スーパー実装を呼び出す必要もあります。

この Event のスタティックイベントハンドラを起動します。

target: この Event を処理する GuiEventTarget。

プログラミング注意事項

このメソッドは、この Event のスタティックイベントハンドラを呼び出すときに、GuiEventTarget.handle-event によって呼び出されます。このメソッドは、適切なスタティックイベントハンドラがすべて呼び出された後に返します。

オーバーライド

このメソッドは、それ自身のスタティックイベントハンドラに関連付けられた Event のすべてのサブクラスでオーバーライドされます。E クラスで定義されたオーバーライドメソッドは、次のテンプレートに従う必要があります。

{method protected {fire-methods target:GuiEventTarget}:void
    {target.on-E self}
    {super.fire-methods target}
}

ここで、on-E は E クラスに関連付けられたスタティックイベントハンドラ名です。fire-methods 内のメソッド呼び出しは、Curl 言語のスタティックイベントハンドラ呼び出し順位の規則 (最も用途の特定されたものから最も一般的な用途のもの) に従って順序付ける必要があります。