GuiEvent (クラス)
public GuiEvent {inherits Event}
インポート元: CURL.GUI.STANDARD. package 内で定義されています CURL.GUI.BASE.
直接継承しているサブクラス: CurrentRecordChanged, StopEvent, DetachEvent, AttachEvent, CommandChanged, RenderFailed, StartEvent, TabPaneShown, SelectionEvent, LoadingFinished, RepaintNotify, DialogEvent, GuiWindowEvent, GrabRelease, Action, TabPaneHidden, CurrentRecordChangeRequest, CurrentNodeChanged

すべてのグラフィカルおよびタイマー イベントの基本クラス。

説明

GuiEventTarget で発生するイベントはすべて GuiEvent のサブクラスです。GuiEvent クラス階層の主なものには次が含まれます。

GuiEvent の詳細については、『Curl 開発者ガイド』の「GUI とウィンドウ イベント」のセクションを参照してください。

コンストラクタ
default:このイベント型のインスタンスを作成します。
コンストラクタ public {GuiEvent.default}

プロパティ
consumed?:イベントを処理する機会があったハンドラによってイベントが消費されたかどうかを示す bool
フィールド public GuiEvent.consumed?:bool =false

メソッド
clear-state:このメソッドは GuiEvent オブジェクトの状態をクリアするために gui-toolkit で呼び出されます。
public {GuiEvent.clear-state}:void
consume:このメソッドは Event を消費し、その GuiEvent.consumed? プロパティを true に設定します。
public {GuiEvent.consume}:void
fire-methods:この Eventスタティック イベント ハンドラを起動します。
protected {GuiEvent.fire-methods target:GuiEventTarget}:void
メソッド 継承 Object: object-describe, object-describe-for-debugging, object-serialize



コンストラクタ詳細
default (コンストラクタ)
public {GuiEvent.default}

このイベント型のインスタンスを作成します。

説明

引数を持たないクラス コンストラクタを使用することで、Event サブクラスのインスタンスが作成されます。

Action イベントを作成するには、単に {Action} 式または {new Action} 式を使用します。



プロパティ詳細
consumed? (フィールド)
public GuiEvent.consumed?:bool =false

イベントを処理する機会があったハンドラによってイベントが消費されたかどうかを示す bool

注意事項

このフィールドは、新しく作成されたイベント内で false に初期設定され、GuiEventTarget.handle-event 内で false に設定されます。したがって、イベントを発生したときには通常 false になるはずです。このフィールドは、GuiEvent.consume によって true に設定され、イベントが消費されているかどうかを調べるためにいつでもクエリできます。一般に、すでに消費された GuiEvent が与えられた場合、イベント ハンドラでは何も行なわれないようにします。





メソッド詳細
clear-state (メソッド)
public {GuiEvent.clear-state}:void

このメソッドは GuiEvent オブジェクトの状態をクリアするために gui-toolkit で呼び出されます。

注意事項

既定の実装では GuiEvent.consumed? フィールドを false に設定します。

オーバーライド

サブクラスでは、追加されるすべての状態がクリアされるようこのメソッドをオーバーライドしてください。また、基本クラスでクリアすべきすべての状態がクリアされるように、スーパー実装を呼び出す必要もあります。


consume (メソッド)
public {GuiEvent.consume}:void

このメソッドは Event を消費し、その GuiEvent.consumed? プロパティを true に設定します。

説明

GuiEvent.consume は、このイベントのハンドラがすでに特定のアクションを行っていることを通知します。このシグナルは、後で呼び出されるイベント ハンドラに与えられます。

SCSK 株式会社が定義した一部のイベントを消費するアクションには、特定の意味が割り当てられています。たとえば、PointerEvent の消費により、現在のターゲット オブジェクトのグラフィックの祖先でイベントが発生するのを防ぎます。

オーバーライド

通常はオーバーライドされません。


fire-methods (メソッド)
protected {GuiEvent.fire-methods target:GuiEventTarget}:void

この Eventスタティック イベント ハンドラを起動します。

target: この Event を処理する GuiEventTarget

プログラミング注意事項

このメソッドは、この Eventスタティック イベント ハンドラを呼び出すときに、GuiEventTarget.handle-event によって呼び出されます。このメソッドは、適切なスタティック イベント ハンドラがすべて呼び出された後に返します。

オーバーライド

このメソッドは、それ自身のスタティック イベント ハンドラに関連付けられた Event のすべてのサブクラスでオーバーライドされます。E クラスで定義されたオーバーライド メソッドは、次のテンプレートに従う必要があります。

{method protected {fire-methods target:GuiEventTarget}:void
    {target.on-E self}
    {super.fire-methods target}
}


ここで、on-EE クラスに関連付けられたスタティック イベント ハンドラ名です。fire-methods 内のメソッド呼び出しは、Curl 言語のスタティック イベント ハンドラ呼び出し順位の規則 (最も用途の特定されたものから最も一般的な用途のもの) に従って順序付ける必要があります。