ScrollerInterface (クラス)
public abstract ScrollerInterface
インポート元： CURL.GUI.STANDARD. package 内で定義されています CURL.GUI.BASE.
直接継承しているサブクラス: StandardRecordGridUI, SkinnableRecordGridUI, ScrollingClipFrame, ViewportBox

グラフィカル オブジェクトをスクロールするインターフェイス。

説明

ScrollerInterface により、定義された範囲内で垂直および水平方向の配置が可能になります。

実装において、いずれか一方の軸に沿ったスクロールを無効にできる場合があります。この場合、最小位置、最大位置、現在位置はすべて同一でなくてはなりません。

プロパティ
horizontal-position:現在の水平位置。
アクセサ public abstract ScrollerInterface.horizontal-position:Distance
セッター public abstract ScrollerInterface.horizontal-position:Distance
max-horizontal-position:最大の水平位置。
アクセサ public abstract ScrollerInterface.max-horizontal-position:Distance
max-vertical-position:最大の垂直位置。
アクセサ public abstract ScrollerInterface.max-vertical-position:Distance
min-horizontal-position:最小の水平位置。
アクセサ public abstract ScrollerInterface.min-horizontal-position:Distance
min-vertical-position:最小の垂直位置。
アクセサ public abstract ScrollerInterface.min-vertical-position:Distance
vertical-position:現在の垂直位置。
アクセサ public abstract ScrollerInterface.vertical-position:Distance
セッター public abstract ScrollerInterface.vertical-position:Distance

メソッド
get-viewport-bounds: relative-to の座標系で、現在のスクロール位置に対して、表示可能な四角形の境界を取得します。
public abstract {ScrollerInterface.get-viewport-bounds
relative-to:Visual,
dest:#GRect = null
}:#GRect
scroll-to-include-relative-point:この ScrollerInterface のスクロール位置を設定し、指定されたポイントが表示されるようにします。
public abstract {ScrollerInterface.scroll-to-include-relative-point
relative-to:Visual,
x:Distance = 0pt,
y:Distance = 0pt,
min-window:double = 0.0,
max-window:double = 1.0
}:void
メソッド 継承 Object: object-describe, object-describe-for-debugging, object-serialize




プロパティ詳細
horizontal-position (アクセサ)
アクセサ public abstract ScrollerInterface.horizontal-position:Distance
セッター public abstract ScrollerInterface.horizontal-position:Distance

現在の水平位置。

オーバーライド

horizontal-position セッターをオーバーライドするサブクラスでは、位置が [ ScrollerInterface.min-horizontal-position、 ScrollerInterface.max-horizontal-position] の範囲内に収まるように値をクリッピングします。

max-horizontal-position (アクセサ)
アクセサ public abstract ScrollerInterface.max-horizontal-position:Distance

最大の水平位置。

説明

ScrollerInterface.horizontal-position は、この値以下でなければなりません。

max-vertical-position (アクセサ)
アクセサ public abstract ScrollerInterface.max-vertical-position:Distance

最大の垂直位置。

説明

ScrollerInterface.vertical-position は、この値以下でなければなりません。

min-horizontal-position (アクセサ)
アクセサ public abstract ScrollerInterface.min-horizontal-position:Distance

最小の水平位置。

説明

ScrollerInterface.horizontal-position は、この値以上でなければなりません。

min-vertical-position (アクセサ)
アクセサ public abstract ScrollerInterface.min-vertical-position:Distance

最小の垂直位置。

説明

ScrollerInterface.vertical-position は、この値以上でなければなりません。

vertical-position (アクセサ)
アクセサ public abstract ScrollerInterface.vertical-position:Distance
セッター public abstract ScrollerInterface.vertical-position:Distance

現在の垂直位置。

オーバーライド

vertical-position セッターをオーバーライドするサブクラスでは、位置が [ ScrollerInterface.min-vertical-position、 ScrollerInterface.max-vertical-position] の範囲内に収まるように値をクリッピングします。




メソッド詳細
get-viewport-bounds (メソッド)
public abstract {ScrollerInterface.get-viewport-bounds
relative-to:Visual,
dest:#GRect = null
}:#GRect

relative-to の座標系で、現在のスクロール位置に対して、表示可能な四角形の境界を取得します。

relative-to: 対象の座標系を定義する Visual。ビューポートの境界は、この座標系内で返されます。
dest: 結果の保存先となる GRect。実装では、このパラメータを使用する必要はありません。したがって、呼び出し側は戻り値が dest と同じであると仮定してはなりません。

戻り値

ビューポートの境界を表す GRect。呼び出し側のコードでは、必要に応じて GRect を保持または変更することができます。

説明

有効な座標を指定できない場合 (たとえば、 relative-to が、スクロールするオブジェクトと同じグラフィック階層に存在しない場合、あるいは境界の決定にはレイアウトの計算が必要で、この結果に信頼性がない場合)、null が返されます。

オーバーライド

サブクラスでは、このメソッドの説明に従う必要があります。これが不可能な場合、たとえば Visual を含まない配置メカニズムを表すのに ScrollerInterface が使用される場合などでは、サブクラスは常に null を返すことができます。

サブクラスが非 null の GRect を返す場合、GRect は dest として渡された値であるか、新しく作成された GRect でなければなりません。

scroll-to-include-relative-point (メソッド)
public abstract {ScrollerInterface.scroll-to-include-relative-point
relative-to:Visual,
x:Distance = 0pt,
y:Distance = 0pt,
min-window:double = 0.0,
max-window:double = 1.0
}:void

この ScrollerInterface のスクロール位置を設定し、指定されたポイントが表示されるようにします。

relative-to: x および y を基本とする座標系を定義する Visual。
x, y: ビュー内にスクロールされるポイント。

いずれかの引数が指定されない場合、その方向にスクロールは実行されません。
min-window: ScrollerInterface のビューポートの領域で、指定ポイントが表示される上側および左側の境界を指定します。min-window は、0 から 1 までの数字で、指定位置の上 (および左)にあるビューポートの垂直範囲の割合を指定します。既定値は 0 です。
max-window: ScrollerInterface のビューポートの領域で、指定ポイントが表示される下側および右側の境界を指定します。min-window と同様に、max-window は 0 と 1 の間で、既定値は 1 です。

オーバーライド

サブクラスでは、このメソッドの説明に従う必要があります。これが不可能な場合、たとえば Visual を含まない配置メカニズムを表すのに ScrollerInterface が使用される場合などでは、サブクラスは要求を無視することができます。