SHA-1-Digest (クラス)
public final serializable SHA-1-Digest {inherits {MsgDigest-of-len 5}}
パッケージ： CURL.CRYPTO.MSG-DIGEST

SHA-1 メッセージ ダイジェスト。

説明

SHA-1 メッセージ ダイジェストとは、メッセージに SHA-1 ダイジェスト アルゴリズムを適用した結果として生成される 160 ビットの値です。SHA-1 とは米国政府の標準規格の暗号化によるセキュア ハッシュ アルゴリズム (Secure Hashing Algorithm) で、その定義および説明は FIPS (Federal Information Processing Standard) PUB 180-1 に詳細に解説されています。以前からある MD4 や MD5 より安全なアルゴリズムです。
SHA-1-Digest オブジェクトは、SHA-1-Digester を使って作成できます。

コンストラクタ
default:digest を初期化します。
コンストラクタ public {SHA-1-Digest.default ...:any}
from-string:16 進数または base64 でエンコードされた文字列から作成されます。
コンストラクタ public implicit {SHA-1-Digest.from-string str:StringInterface}
object-deserialize:シリアル化されたストリームから逆シリアル化します。
コンストラクタ public {SHA-1-Digest.object-deserialize in:SerializeInputStream}

プロパティ
oid:文字列としてのこのアルゴリズムの ASN1 標準識別子 (OID)。
アクセサ public final SHA-1-Digest.oid:String
プロパティ 継承 MsgDigest-of-len: for-loop-count, null?, value, words

メソッド
clone:ダイジェストのコピーを作成します。
public {SHA-1-Digest.clone}:SHA-1-Digest
combined-with:ダイジェストの結合を表す新しいダイジェストを返します。
public {SHA-1-Digest.combined-with
other:SHA-1-Digest,
...:SHA-1-Digest
}:SHA-1-Digest
object-serialize:クラス インスタンスが書き込まれるときに、シリアル化コードで呼び出されます。
public {SHA-1-Digest.object-serialize out:SerializeOutputStream}:void
メソッド 継承 MsgDigest-of-len: add-with, get, size, to-base64-string, write-base64, xor-with
メソッド 継承 Object: object-describe, object-describe-for-debugging



コンストラクタ詳細
default (コンストラクタ)
public {SHA-1-Digest.default ...:any}

digest を初期化します。

...: MsgDigest-of-len.default と同じ引数を取ります。

from-string (コンストラクタ)
public implicit {SHA-1-Digest.from-string str:StringInterface}

16 進数または base64 でエンコードされた文字列から作成されます。

説明

文字列は　40 文字の 16 進数でエンコードされた文字列、または 27 文字の base64 でエンコードされた文字列である必要があります。
base64-encode および base64-decode も参照してください。

object-deserialize (コンストラクタ)
public {SHA-1-Digest.object-deserialize in:SerializeInputStream}

シリアル化されたストリームから逆シリアル化します。

説明

SerializeInputStream から逆シリアル化することで新しいインスタンスを作成します。
導入: バージョン 6.0


プロパティ詳細
oid (アクセサ)
アクセサ public final SHA-1-Digest.oid:String

文字列としてのこのアルゴリズムの ASN1 標準識別子 (OID)。

導入: バージョン 8.0




メソッド詳細
clone (メソッド)
public {SHA-1-Digest.clone}:SHA-1-Digest

ダイジェストのコピーを作成します。

戻り値

現在のオブジェクトと同一の SHA-1-Digest を新規作成して返します。

combined-with (メソッド)
public {SHA-1-Digest.combined-with
other:SHA-1-Digest,
...:SHA-1-Digest
}:SHA-1-Digest

ダイジェストの結合を表す新しいダイジェストを返します。

other: これと組み合わせる別の SHA-1 ダイジェスト。
...: 追加の SHA-1-Digest を指定することもできます。

戻り値

新しい digest を返します。

説明

現在の digest および引数として渡されるすべての digest から新しい digest を作成します。現在の digest およびすべての引数の状態は変わりません。

引数の順序は関係ありません。

object-serialize (メソッド)
public {SHA-1-Digest.object-serialize out:SerializeOutputStream}:void

クラス インスタンスが書き込まれるときに、シリアル化コードで呼び出されます。

out: このメソッドを呼び出した SerializeOutputStream。

説明

このメソッドは、次のステップを順番に実行する必要があります。
  1. SerializeOutputStream.write-class-version を呼び出します。通常は引数にゼロ (0) を指定します。
  2. シリアル化可能なスーパークラスごとに super.object-serialize を呼び出します。
  3. シリアル化された状態を out に書き込みます。これは通常、フィールドごとに SerializeOutputStream.write-one を呼び出すことによって実行されます。

注意事項

このメソッドは、シリアル化可能なサブクラスでのみ定義する必要があります。