APIの説明・サンプル(ローカルストレージの暗号化)

ローカルストレージの暗号化

Caede ver.3.0よりローカルストレージクラス(KvsStorage, RdbStorage)では、256ビットAES暗号による暗号化をサポートしました。

暗号化機能を有効にするには、上記のストレージクラスの使用前に Application クラスの
enable-secure-storage メソッドで暗号化/復号化に使用するキーを生成するためのパスワードを指定します。

使用例

    def app = {get-the-application}     || パスワードを設定します     {app.enable-secure-storage "password"}          || Storage の利用方法は今まで通りです     def storage = {StorageConnection.open                       "testdb",                       type = StorageType.rdb                   }.storage asa RdbStorage          {storage.execute-update         "CREATE TABLE IF NOT EXISTS rdbtest (ID INTEGER, Name TEXT, Value INTEGER);"     } 

なお、暗号化機能を使用しない場合にはenable-secure-storage を呼び出さないか、パスワードに
空文字列(“”)を指定して呼び出してください。

注意事項

  1. 暗号化機能は、そのCaedeアプリケーション全体で有効/無効のどちらかになります。
    一部のみ暗号化することはできません。
  2. 暗号化を有効にした場合、そのパスワードは途中で変更できません。
    Storageクラスのdestroy-by-nameプロシージャ等でストレージを削除してから、別のパスワードでストレージを再生成する必要があります。
  3. 暗号化を有効にすると、無効にしている状態よりもストレージアクセスに時間が掛かります。