PointerEnter (クラス)
public PointerEnter {inherits GenericPointerEnter}
インポート元: CURL.GUI.STANDARD. package 内で定義されています CURL.GUI.BASE.

オブジェクト g のグラフィカルな子孫ではないオブジェクトから、g にポインタが入る際に発生するイベント。

説明

PointerEnter イベントは、ポイントが Visual に入るたびに Visual で発生します。ポインタが Visual を離れると、その VisualPointerLeave イベントが発生します。PointerEnter および PointerLeave イベントはペアで発生するので、たとえば、オブジェクトの PointerEnter ハンドラでビットを設定し、PointerLeave ハンドラでこれをクリアするように設定すると、ポインタがオブジェクトまたはそのグラフィカルな子の上にある場合のみビットが設定されます。

PointerEnter/PointerLeavePointerLeafEnter/PointerLeafLeave と比較することができます。non-leaf イベントは、ポインタが gg の子孫でないオブジェクトの間を移動する際に、オブジェクト g でのみ発生します。リーフ イベントは、ポインタが g とその他の任意のオブジェクト (g のグラフィカルな子孫も含む) の間を移動する際に、オブジェクト g でのみ発生します。実際には、ほとんどの場合はリーフ イベントより non-leaf イベントのモニタリングの方が適切です。

PointerEnter イベントのスタティック イベント ハンドラは on-pointer-enter です。

PointerEnter および PointerLeave イベントの詳細については、『Curl 開発者ガイド』の「ポインタ イベント」のセクションを参照してください。

注意事項

現在の実装では、ポインタがオブジェクトに入り、ドラッグを開始し、ドラッグの間にオブジェクトを離れると、上記で説明された PointerEnter および PointerLeave イベントのネスティングは保持されません。ポインタがオブジェクトに入っている間は PointerEnter イベントが発生しますが、ポインタがオブジェクトを離れている間は PointerLeave ではなく DragLeave イベントが発生します。ドラッグがオブジェクトに入り、そのオブジェクト内で終了し、結果としてポインタがオブジェクトを離れると、同様のネスティングの失敗が発生します。この非対称性は、Curl 言語の将来のバージョンで排除する予定です。

コンストラクタ
default:新しい PointerEnter オブジェクトを作成します。
コンストラクタ public {PointerEnter.default}

プロパティ
プロパティ 継承 GenericPointerEnter: enter?
プロパティ 継承 PointerCrossing: dragging?, leaf?, leave?
プロパティ 継承 GuiInputEvent: accel?, alt?, command?, ctrl?, has-coordinates?, menu?, shift?, state-mask, test-recorded?, x, y
プロパティ 継承 GuiWindowEvent: event-time, to-DragEventInfo
プロパティ 継承 GuiEvent: consumed?

メソッド
fire-methods:この Eventスタティック イベント ハンドラを起動します。
protected {PointerEnter.fire-methods target:GuiEventTarget}:void
メソッド 継承 PointerCrossing: initialize-from
メソッド 継承 GuiInputEvent: clear-state, modifiers-match?, shift-xy
メソッド 継承 GuiWindowEvent: set-view
メソッド 継承 GuiEvent: consume
メソッド 継承 Object: object-describe, object-describe-for-debugging, object-serialize



コンストラクタ詳細
default (コンストラクタ)
public {PointerEnter.default}

新しい PointerEnter オブジェクトを作成します。




プロパティ詳細


メソッド詳細
fire-methods (メソッド)
protected {PointerEnter.fire-methods target:GuiEventTarget}:void

この Eventスタティック イベント ハンドラを起動します。

target: この Event を処理する GuiEventTarget

プログラミング注意事項

このメソッドは、この Eventスタティック イベント ハンドラを呼び出すときに、GuiEventTarget.handle-event によって呼び出されます。このメソッドは、適切なスタティック イベント ハンドラがすべて呼び出された後に返します。

オーバーライド

このメソッドは、それ自身のスタティック イベント ハンドラに関連付けられた Event のすべてのサブクラスでオーバーライドされます。E クラスで定義されたオーバーライド メソッドは、次のテンプレートに従う必要があります。

{method protected {fire-methods target:GuiEventTarget}:void
    {target.on-E self}
    {super.fire-methods target}
}


ここで、on-EE クラスに関連付けられたスタティック イベント ハンドラ名です。fire-methods 内のメソッド呼び出しは、Curl 言語のスタティック イベント ハンドラ呼び出し順位の規則 (最も用途の特定されたものから最も一般的な用途のもの) に従って順序付ける必要があります。