MD5を用いたメッセージダイジェスト出力

認証やデジタル署名などでよく使われるMD5という、入力値などに対して128ビットのハッシュ値を出力するハッシュ関数(一方向関数)があります。

CurlにてMD5を利用する場合、標準APIとしては提供されていません。ただし、MD5を利用してメッセージダイジェストを出力するサンプルは、以下のディレクトリに格納されていますので、それをもとにご紹介いたします。

C:\Program Files\Curl Corporation\Surge\7\docs\default\examples\dguide\dll-interface.zip(Windowsの場合)

こちらからもダウンロードできるようにしておきました。

まず、MD5を利用するには、以下のようにMD5.scurlをロードし、MD5のパッケージをimportします。 

{import * from MD5, location = “MD5.scurl”}

MD5-Digesterクラスのインスタンスを生成し、digest-from-stringからMsgDigestオブジェクトを取得することができます。

{value
    let digester:MD5-Digester = {MD5-Digester}
    {digester.digest-from-string “abc”} & “”
}

実行結果

900150983CD24FB0D6963F7D28E17F72