OCCのモジュール単位のインストールについて

【ご質問】
OCC機能を使用するにあたりモジュール単位(パッケージ単位)でインストールを行うことは可能でしょうか。

【回答】
可能です。

パッケージ単位でOCCのコピーを行なうにはディレクトリ構成に工夫が必要になります。
 ・「メインモジュール」ディレクトリ
 ・「パッケージ1モジュール」ディレクトリ
 ・「パッケージ2モジュール」ディレクトリ
 …
上記の様にパッケージを呼び出すメインモジュール(start.curl、manifest.mcurlファイルなどが含まれる)と
各パッケージモジュールは別のディレクトリに分ける必要があります。

詳細はサンプルをご参照ください。
(バージョン6・7・8用のサンプルです。)
このサンプルでは、Curlルートディレクトリの中に
 「MAIN」ディレクトリ
 「PACKAGE1_1」ディレクトリ
 「PACKAGE1_2」ディレクトリ
 「PACKAGE1_3」ディレクトリ
があります。
「MAIN」ディレクトリ内に manifest.mcurl、start.curl  が格納されており
start.curlがら各モジュール(パッケージ)を呼び出しています。
このような構成で適切に curl-timestamp.txt、curl-archive.car(curl-contens.txt) を配置、
記述すればパッケージ単位で更新することが可能になります。

更新されるモジュールの判断基準は、
Curlルートのタイムスタンプが新しく、各モジュールのディレクトリにあるタイムスタンプの新しいもの
が更新されます。

なお、OCCをモジュール単位で配備して使用する場合は
Curl IDEのOCCデプロイ機能は使用できません。
APIを使用して必要なファイルを作成してください。

・curl-archive.car(curl-contents.txt)
 create-curl-archive-file(create-curl-contents-file)プロシージャを使用して各パッケージごとに作成します。

・curl-timestamp.txt
 create-curl-timestamp-fileプロシージャを使用して各パッケージごとに作成します。

・curl-modules.txt
 create-curl-modules-fileプロシージャを使用してルートディレクトリに作成します。

詳細は、Curl開発者ガイドの
[外部リソースとの対話]-[随時接続コンピューティング (OCC)]
の項と、APIリファレンスの
[CURL.IO.PACK]-[create-curl-archive-file]・[create-curl-contents-file]
                       [create-curl-modules-file]・[create-curl-timestamp-file]
の項をご参照ください。