プロファイルビューアは、アプリケーション上で発生した処理内容を捕捉してボトルネックの分析を行うために用いるツールです。これを用いることで、どの処理に時間が掛かっているかを分析したり、ログをエビデンスとして保存し、分析することができます。プロファイルビューアの起動は、IDEの上部にあるメニューから「ツール」から「プロファイルビューア」を選択することにより行います。プロファイリングの開始、終了は起動中のアプリケーション上でCtrlキーを押しながら右クリックするとコンテキストメニューの「プロファイリングの開始」または「プロファイリングの終了」を選択することにより行います。その間アプリケーションを操作すると、ユーザの操作に伴って実行された処理が、逐次キャプチャします。(図.3)
図.3 プロファイルビューアの例
①.実行された関数の一覧を表示します。一覧には呼び出された関数の名前やその処理の呼出元であるパッケージ名、さらに処理の所要時間や割合等を表示します。
②.①で選択した関数が呼び出されるまでの手順を逆追跡したコールスタックを表示します。
③.②で選択した関数がキャプチャした期間中、どの箇所からの呼び出されることが多かったのか、その比率を表示します。
④.②で選択した関数がキャプチャした期間中、次にどの処理を呼び出すのか、その呼び出し先の比率を表示します。
⑤.表示されている関数名をダブルクリックまたは右クリックして「ソースの表示」を選択すると、IDEのソースコードが表示し、左端には処理に要した時間の全体に掛かる割合を表示します。