RecordGridColumn (クラス)
public RecordGridColumn {inherits BaseRecordGridColumn}
インポート元： CURL.GUI.STANDARD. package 内で定義されています CURL.GUI.CONTROL-LOGICAL.

RecordGrid に表示する列のフォーマットとレイアウトを指定します。

説明

RecordGridColumn を使ってその内容をフォーマットするには、主に次の 3 つの方法があります。

コンストラクタ
default:このオブジェクトのインスタンスを作成します。
コンストラクタ public {RecordGridColumn.default field-name:String, ...}

プロパティ
automatic?:この列は RecordGrid が自動的に生成したかどうか調べます。
アクセサ public RecordGridColumn.automatic?:bool
セッター public RecordGridColumn.automatic?:bool
background:この列の背景色。
ローカル オプション public RecordGridColumn.background:Background =FillPattern.transparent
field:この列に関連付けられた RecordField。
アクセサ public RecordGridColumn.field:#RecordField
field-name:この列に関連付けられている RecordGrid の record-source にある RecordField の名前。
フィールド public-get private-set RecordGridColumn.field-name:String
last-automatic-source:この列を最後に自動的に指定した RecordField。
アクセサ public RecordGridColumn.last-automatic-source:#RecordField
セッター public RecordGridColumn.last-automatic-source:#RecordField
selected?:この列が選択されているかどうか調べます。
アクセサ public RecordGridColumn.selected?:bool
width:この列に割り当てられる幅。
ローカル オプション public RecordGridColumn.width:any
プロパティ 継承 BaseRecordGridColumn: column-depth, grid, option-parent, parent-group
プロパティ 継承 GraphicOptionList: options
プロパティ 継承 RecordGridOptions: cell-spec, cells-take-focus?, column-movable?, column-resizable?, edit-on-focus?, editable?, enclose-header-label?, filter-menu-proc, format-spec, halign, header-spec, parse-spec, sort-spec, valign
プロパティ 継承 OptionListInterface: option-register-proc, options-present-here, registered-option-keys, style-options
プロパティ 継承 DataBindingTarget: data-binding-context, data-bindings

メソッド
add-cell:RecordGridCell をこの列のオプションの子として追加します。
public {RecordGridColumn.add-cell value:RecordGridCell}:void
notify-option-children:このオブジェクトのオプションの子にオプションが変更されたことを通知します。
public {RecordGridColumn.notify-option-children
item:OptionItem,
removed?:bool
}:void
propagate-option-change:このオブジェクト、および該当する場合はそのオプションの子孫にオプションが変更されたことを通知します。
protected {RecordGridColumn.propagate-option-change
item:OptionItem,
removed?:bool
}:void
register-options:このオブジェクトがバインドのモニタリングを必要とする非ローカル オプション キーを登録します。
public {RecordGridColumn.register-options
p:{proc-type {OptionKey}:void}
}:void
remove-cell:オプションの子としての RecordGridCell をこの列から削除します。
public {RecordGridColumn.remove-cell value:RecordGridCell}:void
メソッド 継承 BaseRecordGridColumn: get-first-shared-parent, option-changed, option-lookup-here
メソッド 継承 GraphicOptions: any-to-Distance, get-display-context
メソッド 継承 OptionListInterface: add-option, add-style-option, change-option-parent-notify, clone-options, get-option, get-option-by-name, keyword-init-arg, local-add-notify, local-remove-notify, name-to-option-key, new-option-item, option-change-notify, option-lookup, option-propagate-notify, option-set?, remove-option, remove-style-option, remove-styles, set-option-by-name, set-style-option-by-name, unset-option-by-name, unset-style-option-by-name
メソッド 継承 DataBindingTarget: add-data-binding, get-data-binding, non-keyword-init-arg, refresh-data-binding, remove-data-binding, unset-property, update-data-binding, validate-data-binding
メソッド 継承 InitRestArgParser: process-rest-args
メソッド 継承 Object: object-describe, object-describe-for-debugging, object-serialize



コンストラクタ詳細
default (コンストラクタ)
public {RecordGridColumn.default field-name:String, ...}

このオブジェクトのインスタンスを作成します。

field-name: field-name を参照してください。
...: このオブジェクトで設定するオプション。


プロパティ詳細
automatic? (アクセサ)
アクセサ public RecordGridColumn.automatic?:bool
セッター public RecordGridColumn.automatic?:bool

この列は RecordGrid が自動的に生成したかどうか調べます。

説明

詳細は RecordGrid.automatic-columns? を参照してください。
アプリケーションでこの値を false に設定することにより、アプリケーションで列の管理を行い、RecordGrid で変更できないようにすることができます。
通常アプリケーションでは、このプロパティを true に設定しないでください。RecordGrid の実装でこの値を true に指定した場合、RecordGridColumn.last-automatic-source プロパティも設定する必要があります。

background (ローカル オプション)
public RecordGridColumn.background:Background =FillPattern.transparent

この列の背景色。


field (アクセサ)
アクセサ public RecordGridColumn.field:#RecordField

この列に関連付けられた RecordField。

オーバーライド

通常はオーバーライドされません。

field-name (フィールド)
public-get private-set RecordGridColumn.field-name:String

この列に関連付けられている RecordGrid の record-source にある RecordField の名前。

説明

該当するフィールドが見つからない場合、データは表示されません。

last-automatic-source (アクセサ)
アクセサ public RecordGridColumn.last-automatic-source:#RecordField
セッター public RecordGridColumn.last-automatic-source:#RecordField

この列を最後に自動的に指定した RecordField。

プログラミング注意事項

アプリケーションでは使用しません。RecordGrid の実装で、自動的に生成される列を管理するのに使用します。 詳細は RecordGrid.automatic-columns? を参照してください。

selected? (アクセサ)
アクセサ public RecordGridColumn.selected?:bool

この列が選択されているかどうか調べます。

説明

RecordGrid.select-column を参照してください。

width (ローカル オプション)
public RecordGridColumn.width:any

この列に割り当てられる幅。

説明

この列の幅を表す Dimension としてこのオプションを指定します。この寸法は、他の全ての列に設定された幅の選択値とともに、 列のレイアウトを算出するために、RecordGridUI によって使用されます。

実際の列の幅は、使用できるスペース、存在している他の列、（列のサイズ変更を含む）ユーザーによるグリッド操作によって決定されることに注意してください。

このオプションの値は、プロシージャの dimension-to-elastic を使用することによって、伸縮自在な値に変換されます。指定されない場合は、既定の幅の選択値は RecordGridUIによって指定されます。




メソッド詳細
add-cell (メソッド)
public {RecordGridColumn.add-cell value:RecordGridCell}:void

RecordGridCell をこの列のオプションの子として追加します。

説明

呼び出し側のコードでは、このメソッドへの入力値で OptionListInterface.change-option-parent-notify を適宜に呼び出す必要があります。

オーバーライド

実装では必ずこのメソッドのスーパー実装を呼び出してください。

notify-option-children (メソッド)
public {RecordGridColumn.notify-option-children
item:OptionItem,
removed?:bool
}:void

このオブジェクトのオプションの子にオプションが変更されたことを通知します。

item: 追加または削除されたバインディング オプション。
removed?: item が削除された場合は true、それ以外の場合は false。

オーバーライド

既定の実装 OptionListInterface.notify-option-children では、何も行われません。サブクラスではこのメソッドをオーバーライドして、このオブジェクトの各オプションの子 c に対して {c.option-propagate-notify item removed? } を呼び出すようにする必要があります。

propagate-option-change (メソッド)
protected {RecordGridColumn.propagate-option-change
item:OptionItem,
removed?:bool
}:void

このオブジェクト、および該当する場合はそのオプションの子孫にオプションが変更されたことを通知します。

item: 追加または削除されたバインディング オプション。
removed?: item が削除された場合は true、それ以外の場合は false。

注意事項

このオブジェクトのオプション変更通知メソッドが呼び出され、さらにオプションが非ローカル オプションの場合は、 OptionListInterface.notify-option-children を呼び出して、この通知をこのオブジェクトのオプションの子に伝えます。

プログラミング注意事項

option-list パッケージでの内部使用を目的としています。

オーバーライド

通常はオーバーライドされません。

register-options (メソッド)
public {RecordGridColumn.register-options
p:{proc-type {OptionKey}:void}
}:void

このオブジェクトがバインドのモニタリングを必要とする非ローカル オプション キーを登録します。

p: 引数として OptionKey を使用して呼び出せるプロシージャ。

プログラミング注意事項

このメソッドは、オブジェクトがモニタしているオプション キーを確認する必要がある場合に任意のコード内で呼び出されます。このメソッドは、プロシージャ p をまったく呼び出さないかまたは何回か呼び出し、呼び出すたびに引数として OptionKey を渡す必要があります。このオブジェクトによりモニタリングされるオプション キーのセットは、p のすべての呼び出しで指定されたオプション キー セットの連結であると見なされます。p を複数回呼び出せるという能力を利用して、オプション親はモニタの対象となるオプション キーのリストを指定して p を一度呼び出し、次に、同じ引数 p を与えてオプションの子それぞれの register-options メソッドを呼び出し、このメソッドの目的を果たすことができます。この方法はシンプルですが、ほとんどの場合は、オプション親がその子における register-options 呼び出しの結果をキャッシュして、親の register-options メソッドが呼び出されたときにそのリストを提供する方がより効率的です。ローカル バインディング オプションへの変更通知は、それらのキーが登録されていない場合でも行われます。

オーバーライド

OptionListInterface.register-options の既定の実装は、このオブジェクトの変更ハンドラを持つ各非ローカル オプションで p を呼び出します。サブクラスは、{super.register-options p} を呼び出し、登録される必要がある追加のオプション キー上全てで、p を呼び出すように、このメソッドをオーバーライドする必要する必要があります。一般的に、これらの追加のオプション キーは、子供または子孫のオブジェクトが監視する必要がある非ローカル オプションに対応します。それは、このオブジェクトの子オブジェクト上で、register-options を呼び出すことによって決定されます。
注意 一般的に、このメソッドをオーバーライドする必要があるオブジェクトだけが、オプションの子を持つオブジェクトです。

remove-cell (メソッド)
public {RecordGridColumn.remove-cell value:RecordGridCell}:void

オプションの子としての RecordGridCell をこの列から削除します。

説明

呼び出し側のコードでは、このメソッドへの入力値で OptionListInterface.change-option-parent-notify を適宜に呼び出す必要があります。

オーバーライド

実装では必ずこのメソッドのスーパー実装を呼び出してください。