このオプションは、Curl グラフィック システム内での通信のために使用されます。これは、ユーザー コードで不用意に設定や設定解除を行わないでください。また、通常は、ユーザー コードで直接読み取るべきではありません。現在の
DisplayContext が必要な場合は、
Visual.get-display-context を呼び出すことによりフェッチしてください。
画面上のウィンドウまたは印刷されたページで表示可能なすべてのグラフィック階層は、そのルートにおいて、
display-context オプションを
DisplayContext オブジェクトに設定するオブジェクトを持つ必要があります。このオブジェクトは、グラフィック階層の表示に使用される表示媒体に適しています。つまり、オブジェクトは、
display-context オプションの値が
null から非
null DisplayContext オブジェクトに変更されるのをモニタリングすることにより、表示不可能なグラフィック階層に連結されていることを認識します。したがって、特定の動作を実行する必要のある
Visual のサブクラスは、表示不可能なグラフィック階層に接続された場合、次のようなオプション宣言を含むことにより
display-context オプションをモニタリングします。
{nonlocal-option public display-context:#DisplayContext
change handler}ここで、
change handler 内のコードは
display-context オプションの現在値 (変数
display-context の値として、変更ハンドラ内にある) を取得し、
null および非
null の値の間で行われる変更をモニタリングし、必要とされる動作を実行します。
ただし、このプログラミング熟語を使用するプログラマーは、グラフィカル表示を再配列する際、グラフィック階層からグラフィカル オブジェクトを一時的に分離し、これらを同じ階層に再アタッチすることが、割に一般的であることを理解するべきです。この処理により、一時的に分離されたオブジェクトは、
display-context オブジェクトが
null になり、再び非
null になるのを観察します。
display-context オプションでの変更をモニタリングするコードは、この可能性を考慮に入れ、この状況における望ましくない動作の実行を回避しなくてはなりません。