(クラス)
四角形の領域に配置されたグラフィック オブジェクトを表示します。
説明
Canvas は (x,y) 座標で指定されたオブジェクトのコレクションを表示するために使用されます。オブジェクトは重ねることができます。その場合、既定では、最も後に追加されたオブジェクトが一番上になる順番で描画されます。この順番は
Canvas.add のキーワード引数を使用することで変更することができます。
Canvas のサイズを指定するには width と height プロパティを使用します。それらの既定値は 2in です。
Canvas は
Graphic と
Shape オブジェクトを表示することができます。
Shape は常に最後に描画されます。よって重なっている
Graphic の一番上に表示されます。
GraphicShape オブジェクトの中に含まれている
Graphics は、このルールの例外であり、
GraphicShape と同じタイミングで描画されます。例えば
Shape が最後になる既定とは異なった順番で描画するために
GraphicShape を使用することができます。
Graphic と
Shape の子は、独自の順番とインデックスを持つことに注意してください。index キーワードを使用する時、描画は別として上記は
Canvas.add に影響します。また、
Canvas.set-child-index にも影響します。詳細は
Canvas.add を参照して下さい。
注意事項
このオブジェクトは、"Canvas"のスタイル ルールを記述することによってスタイル化することが出来ます。
例
次の例は、
Canvas を作成し、それに複数のアイテムを追加する方法を示しています。
例 |
|
{value
let c:Canvas =
{Canvas background="lime", width=10cm, height=5cm}
{c.add {bold Words}, x=1.5cm, y=1cm}
{c.add {bold font-size=48, color="cyan",
Big Words}, x=2cm, y=2.5cm}
{c.add 1776, x=3.5cm, y=2.5cm}
{c.add {CommandButton label="Press me!"}, x=7.25cm, y=1.75cm}
{c.add
{TextField value="Hello"}, x=1cm, y=4cm}
{c.add
{VBox background="yellow", "abcdefg", "ABCDEFG"},
x=5cm,
y=2cm,
index="first"}
c
}
| |
コンストラクタ protected | {Canvas.clone-appearance-from} |
コンストラクタ public | {Canvas.default} |
フィールド public Canvas.actual-height:
Distance
フィールド public Canvas.actual-width:
Distance
アクセサ public Canvas.clip-child-shadows?:
bool
アクセサ protected Canvas.clonable-class?:
bool
フィールド public Canvas.points-per-pixel:
Distance
アクセサ public Canvas.style-element:
String プロパティ 継承 Visual:
_style-element, cursor, data-source, dragee, font-size, graphical-parent, has-key-focus?, input-method-enabled?, input-method-keyboard-mode, name, options, style-class, style-manager, style-options, test-child?, test-description, test-name, test-parent?, test-type-name, test-visible?, tooltip, user-data プロパティ 継承 Graphic:
avoid-page-break?, background, border-color, border-spec, border-style, border-width, cell-border-spec, cell-border-width, cell-margin, discrete-select-in-range?, enabled?, graphic-selectable, height, horigin, is-paginating?, layout, margin, opaque-to-events?, option-parent, outside-margin, pagination-state, parent, possibly-displayed?, selection-context, shadow-color, shadow-spec, visible?, visual-parent, vorigin, width
protected | {Canvas.clone-appearance-helper}:Visual |
protected | {Canvas.clone-children}:void |
draw: | このオブジェクトの可視表現を描画します。 |
protected | {Canvas.draw-internal}:void |
public | {Canvas.get-gui-path-to-child}:{Array-of int} |
public | {Canvas.invalidate-shape-layout}:void |
public | {Canvas.set-child-index child:any, new-index:int}:void |
public | {Canvas.set-child-index-after child:any, after:any}:void |
public | {Canvas.set-child-index-before child:any, before:any}:void |
public | {Canvas.size-changed}:void |
メソッド 継承 ShapeBox:
add-shape-graphic-child, after-reposition, before-reposition, clear, get-current-draw-transformation, handle-crossing, note-attached, note-detaching, notify-option-children, on-drag-enter, on-pointer-enter, on-pointer-envelope-event, pick-child, register-options, request-draw, request-draw-rect, request-pointer-trace, shape-container-pick-child メソッド 継承 Visual:
add-from-init-args, animate, change-cursor, clonable-appearance?, clone-appearance, get-focus-manager, get-layout-context, get-test-parent, get-test-property, get-text, get-view, maybe-fire-attach-event, maybe-fire-detach-event, non-keyword-init-arg, note-caret-position, on-drag-leave, on-pointer-leave, pop-cursor, prepare-test-object, prepare-test-parent, push-cursor, quantize-width, refresh-style-options, release-key-focus, request-key-focus, scroll-to-include, test-record, test-run, transform-from-display-coordinates, transform-from-graphical-root-coordinates, transform-to-display-coordinates, transform-to-graphical-root-coordinates メソッド 継承 ShapeContainerBase:
constrain-shape-layout-bounds, draw-shape-child, draw-shape-children, get-all-children-at-point, get-child-at-point, get-leaf-at-point, get-shape-bounds, get-shape-bounds-in-shape-root, get-shape-layout-bounds, get-shape-root, remove, set-shape-index, set-shape-index-after, set-shape-index-before, shape-container-fire-inferior-crossing-event, shape-container-handle-crossing, shape-container-pointer-enter-occurred, shape-container-pointer-leave-occurred メソッド 継承 GuiEventTarget:
handle-delegate-event, handle-event, on-action, on-cancel-mode, on-command-changed, on-commit, on-composition-change-event, on-composition-result-event, on-context-menu-event, on-current-record-change-request, on-current-record-changed, on-destroy-notify, on-destroy-requested, on-drag-over, on-drag-pointer, on-drag-started, on-drop, on-end-composition-event, on-focus-event, on-focus-in, on-focus-out, on-gesture, on-gesture-begin, on-gesture-end, on-gesture-magnify, on-gesture-pan, on-gesture-rotate, on-gesture-swipe, on-gesture-tap, on-gesture-touch, on-grab-release, on-gui-event, on-input-method-event, on-key-event, on-key-press, on-pointer-button, on-pointer-crossing, on-pointer-event, on-pointer-motion, on-pointer-press, on-pointer-release, on-pointer-scroll, on-raw-key-event, on-raw-key-press, on-raw-key-release, on-reset, on-selectable-added, on-selectable-removed, on-selection-changed, on-selection-context-activated, on-selection-context-deactivated, on-selection-event, on-start-composition-event, on-start-event, on-stop-event, on-view-activate, on-view-deactivate, on-window-close, remove-event-handlers-for-event-class メソッド 継承 OptionListInterface:
add-option, add-style-option, change-option-parent-notify, clone-options, get-option, get-option-by-name, keyword-init-arg, local-add-notify, local-remove-notify, name-to-option-key, new-option-item, option-change-notify, option-lookup-here, option-propagate-notify, option-set?, remove-option, remove-style-option, remove-styles, set-option-by-name, set-style-option-by-name, unset-option-by-name, unset-style-option-by-name メソッド 継承 Graphic:
create-pagination-state, detach, draw-range-as-selected, draw-shadow, find-ancestor, find-graphical-ancestor, fire-inferior-crossing-event, get-graphical-root, get-gui-path, get-origin-in-graphical-ancestor, get-origin-in-root, get-pagination-state, get-top-left-in-ancestor, get-visible-bounds-into, on-inspection, paginate, paint-with-decorations, replace-with, search-next, search-prev, set-layout, start-pagination, xy-offset-to
(コンストラクタ)
protected | {Canvas.clone-appearance-from} |
新規オブジェクトを生成するためのコンストラクタ。
fixup:
このプロシージャは二つの引数と共に呼び出されます。元のオブジェクトと clone-appearance のメカニズムによって生成されたコピーオブジェクトです。このプロシージャによって返された値はクローンとして使用されます。このプロシージャはコピーするオブジェクトに修正を加えて返すことができます。このプロシージャが null を返すことはできません。
説明
クローン化をサポートする
Canvas のサブクラスはこのコンストラクタを呼び出すコンストラクタを持たなければなりません。クローンされた子に追加しなければならない情報があるかどうか分からない場合、このコンストラクタはサブクラスの子のクローンを作成しません。このクラスのサブクラスは子のクローンを作成しそれらを追加する必要があります。追加の情報が必要でない場合、単に
Canvas.clone-children を呼び出すだけです。そうでない場合は、
Canvas.clone-children をオーバーライドしそれを呼び出さなければなりません。通常、clone-apperance-from コンストラクタから呼び出される
Canvas.clone-children は以下のようになります。
{if {type-of self} == {compile-time-type-of self} then
{self.clone-children other, fixup}
}
(コンストラクタ)
新しい Canvas を初期化します。
resize-action: Canavas のサイズが変更されるときに呼び出されるオプション プロシージャ。
display-context-change-action: 表示コンテキストが変更されるたびに呼び出されるオプション プロシージャ。新しい表示コンテキストが NULL の場合は除きます。
...: 残りの引数は、基本クラスのコンストラクタに渡されます。
(フィールド)
Canvas の現在の高さを距離として示したものです。
説明
プログラミング注意事項
このフィールドは記述しないでください。 これは、子オブジェクトによる読み取り用にのみ用意されています。
(フィールド)
Canvas の現在の幅を距離として示したものです。
説明
プログラミング注意事項
このフィールドは記述しないでください。 これは、子オブジェクトによる読み取り用にのみ用意されています。
(アクセサ)
アクセサ public Canvas.clip-child-shadows?:
bool この box の子の影がこの box の目に見える境界の外に描画されるかどうかを規定します。
注意事項
この box 内の
Graphic の影が、この box の境界の外に描画されないの場合は、
true を返します。
(アクセサ)
アクセサ protected Canvas.clonable-class?:
bool 当該クラスがクローン化可能である場合は、true を返します。その他の場合は false を返します。
オーバーライド
既定の実装は
false を返します。クローン化機能を提供するクラスは、
{type-of self} == {compile-time-type-of self} を返すためには、このゲッターをオーバーライドする必要があります。クローン化可能な
Visual が必ずしもクローン化可能であるとは限らないので、単に
true を返すだけでは正しくありません。
(フィールド)
この Canvas のピクセル サイズを距離として表したものです。
説明
プログラミング注意事項
このフィールドは記述しないでください。 これは、子オブジェクトによる読み取り用にのみ用意されています。
(アクセサ)
アクセサ public Canvas.style-element:
String スタイリングの目的のための、この Visual の "要素" や "型" です。
説明
オーバーライド
Visual のサブクラスのスタイルが他のオブジェクトと異なる場合、このゲッターは適切な文字列を返すようにオーバーライドされる必要があります。 慣例では,この文字列はクラス名または、オブジェクトを生成するマークアップの名前です。
オーバーライドでは、空の文字列でないかぎり、self._style-elementを返さなければなりません。
導入:
バージョン 6.0
(メソッド)
Canvas に子アイテムを追加します。
child: 追加するアイテムです。
child が
Shape の場合、アイテムはこのオブジェクトの形状の子として追加されますそれ以外の場合、
child が
Graphic でなければ、
child は
Graphic に強制変換され、その結果が追加されます。
Canvas では、オブジェクトが指定した位置に配置されるので、
Canvas の幅より長いテキスト部分を追加するとクリッピングされます。
...: 必要に応じて次の任意のキーワード引数を指定することができます。
x=xpos は、
child の起点が
Canvas の座標系の座標
xpos になるように、
child を
Canvas に追加することを示します。この座標系では、ポイント (0,0) は
Canvas の左上隅に置かれます。
x が指定されない場合、
xpos の既定値は 0 です。
表示されるかどうかは次の組み合わせに基づきます。—
- child の起点の位置
- xpos の値
- ypos の値
—上記の組み合わせ次第では、追加オブジェクトは、
Canvas の境界内に一部だけ収まる可能性があります。場合によっては、
child が完全に
Canvas の外部に置かれて、非表示となることもあります。
- y=ypos は、child の起点が Canvas の座標系の座標 ypos になるように、child を Canvas に追加することを示します。この引数が指定されない場合、ypos の既定値は 0 です。
- anchor=canvas-anchor はこのオブジェクトのアンカー ポリシーを canvas-anchor に設定します。これは CanvasAnchor 型の値です。anchor パラメータを指定しない場合、 CanvasAnchor.origin が既定の選択肢になります。この引数に使用できる値とその意味の詳細は、CanvasAnchor を参照してください。このパラメータは Shape オブジェクトではサポートされていないことに注意してください。
- さらに、SequenceBox.add によって受け取られるキーワード引数を使用して、Canvas 内のアイテムのスタッキング オーダーを変更できます。既定では、Canvas で最も新しく追加されたアイテムがスタッキング オーダーの最上位になります。
説明
追加されたオブジェクトの基点は以下の様になります。
- この Canvas の左上隅
- x= と y= キーワード引数を使用してこの Canvas 上の 指定されたポイント
既に存在している子と関連する新しい子の順番を指定するために
index キーワードを使用している場合、
Graphic と
Shape は 0 で始まる依存しない順番を持っています。例えば、
Canvas に既に 2 つの
RectangleGraphic と 3 つの
TextShape が追加されていることを考えます。もし、index を指定し次に
Graphic を追加した場合、index は 0 以上で 2 以下でなければなりません。同様に
Shape を追加した場合、index は 0 以上で 3 以下でなければなりません。この条件が破られた場合、エラーがスローされます。(全ての
Shape の子は常に
Graphic の子全てを描画した後で描画されることに注意してください。
GraphicShape の中に
Graphic が入っている場合の例外を除きます。それらは
GraphicShape が描画された時に描画されます。)
戻り値
追加された実際のオブジェクト。このオブジェクトのタイプは、
Graphic のサブタイプか、
Shape のサブタイプのいずれかです。
オーバーライド
子の追加において、さらに別の処理を関連付けるため、このメソッドは、
Canvas のサブクラスによってオーバーライドされる可能性があります。この種のオーバーライド メソッドは、以下を呼び出す必要があります。
{super.add child, ...}これで、
Canvas 自体の追加アクションを呼び出して、提供された任意のキーワード引数を渡します。
(メソッド)
(メソッド)
(メソッド)
最後のレイアウト ネゴシエーションが完了してから、Graphic のレイアウト設定が変更されたかどうかを判定します。
戻り値
bool。このオブジェクトのレイアウト設定が変更されていない場合は true。値が false の場合、変更の有無にかからわずレイアウト ネゴシエーションの確認が行なわれます。
注意事項
このメソッドは、完全なレイアウト ネゴシエーション、つまり、
Graphic.set-size を呼び出してネゴシエーションを行ったオブジェクトに対してのみ呼び出すことを推奨します。このメソッドが true を返すと、直前の完全なレイアウト ネゴシエーション中に行われた同じ高さおよび幅設定の確認が繰り返された場合に、オブジェクトが、以前返された答えと全く同じ答え (
OriginElastic.equal? によって計算された答え) を返すことになります。
このメソッドからオブジェクトがすぐに true を返す最も一般的なケースは、直前のレイアウト ネゴシエーションの結果を無効にするようなことがオブジェクトで発生しなかった場合です。また、このメソッドが true を返すこれ以外のケースは、
Box であるオブジェクトの場合で、
Box の子すべてに対して
Graphic.attempt-revalidate-layout を呼び出し、これらの呼び出しすべてで true が返されたときに true を返します(
Box の設定が
Box の子の設定と変更されたかどうかが不明なその他のパラメータにのみ依存する場合、この処理が有効です)。
このメソッドが true を返し、このオブジェクトの親にその境界を変更する理由がない場合、親がこのオブジェクトに対してさらにレイアウト ネゴシエーションを呼び出す可能性はありません。したがって、このオブジェクトがそのレイアウトの有効性の判定を記録している場合、このメソッドから true を返す前にオブジェクトはそれ自体を layout-valid 状態に設定する必要があります。
プログラミング注意事項
オーバーライド
(メソッド)
protected | {Canvas.clone-appearance-helper}:Visual |
クローンを作成し、クローン自体を返します。
オーバーライド
既定の実装はエラーをスローします。クローン化機能を提供するクラスは、
{{compile-time-type-of self}.clone-appearance-from self, fixup}
を返すためには、このゲッターをオーバーライドする必要があります。
(メソッド)
protected | {Canvas.clone-children}:void |
Canvas の子のクローン。
other: クローン化するための
Visual。
other は
Canvas 型でなければなりません。そうでない場合、エラーとなります。
fixup:
このプロシージャは二つの引数と共に呼び出されます。元のオブジェクトと clone-appearance のメカニズムによって生成されたコピーオブジェクトです。このプロシージャによって返された値はクローンとして使用されます。このプロシージャはコピーするオブジェクトに修正を加えて返すことができます。このプロシージャが null を返すことはできません。
説明
このメソッドは
other の子どもをクローン化し、それと関連づいている位置情報を持ったままそれらを追加します。サブクラスは子どものクローンを作成するために追加情報を必要とするためにこの機能を使用することができます。または、自身の実装を提供するためにオーバーライドすることができます。通常、clone-apperance-from コンストラクタから呼び出される
Canvas.clone-children は以下のようになります。
{if {type-of self} == {compile-time-type-of self} then
{self.clone-children other, fixup}
}
注意事項
この機能は、全てのスーパークラスが完全に作成された後にのみ呼ばれるべきです。
(メソッド)
指定した高さの制約を受けた場合にこの Graphic の幅設定を返します。
ascent, descent: 高さの制約。この
Graphic の起点からの相対的な上昇および下降の距離で表されます。
戻り値
オーバーライド
既定のメソッド
Graphic.constrain-height は、単に
Graphic.get-width-preference を呼び出します。このメソッドは、オブジェクトが幅設定を計算する際に高さの制約を考慮しなくてもいい場合はオーバーライドする必要がありません。
このメソッドをオーバライドするクラスでは必ず
Dimension を返すようにして、これで必要な水平軸に沿ったスペースを
そのオブジェクトの起点との関係を含めて表します。実際には、これはこのメソッドが適切な
OriginElastic または
Dimension を返すことを意味します。
Dimension の場合は、「
次元から OriginElastics への変換」で説明する変換規則に従って、適切な
OriginElastic に変換されます。
重要:このメソッドのオーバーライド実装には、レイアウト ネゴシエーションが確実にグラフィック階層全体に適用されるように、スーパークラス実装の呼び出しを含める必要があります。
(メソッド)
指定した高さの制約を受けた場合にこの Graphic の高さ設定を返します。
lextent, rextent: 幅の制約。起点からの左と右の相対距離で表されます。
戻り値
オーバーライド
既定のメソッド
Graphic.constrain-width は、単に
Graphic.get-height-preference を呼び出します。このメソッドは、オブジェクトが高さ設定を計算する際に幅制約を考慮しなくてもいい場合はオーバーライドする必要がありません。
このメソッドをオーバライドするクラスでは必ず
Dimension を返すようにして、これで必要な垂直軸に沿ったスペースを
そのオブジェクトの起点との関係を含めて表します。実際には、これはこのメソッドが適切な
OriginElastic または
Dimension を返すことを意味します。
Dimension の場合は、「
次元から OriginElastics への変換」で説明する変換規則に従って、適切な
OriginElastic に変換されます。
重要:このメソッドのオーバーライド実装には、レイアウト ネゴシエーションが確実にグラフィック階層全体に適用されるように、スーパークラス実装の呼び出しを含める必要があります。
(メソッド)
(メソッド)
protected | {Canvas.draw-internal}:void |
AntialiasMixin の内容をレンダリングします。
説明
AntialiasMixin の実装は、このメソッドをオーバーライドするものでなければなりません。
renderer2d を使用して描画されたものは、アンチエイリアス処理されたように表示されます。このクラスの通常の実装 (
AntialiasedFrame や
Canvas など) では、その子を描画するようにこのメソッドが実装されます。
通常の実装では、その
draw メソッド内でこのメソッドが呼び出されるだけで、それ以上ことは行われません。アンチエイリアス処理を活用したいレンダリング操作は、すべて
AntialiasMixin.draw-internal 内で行う必要があります。
注意事項
renderer2d は、常にオフスクリーン レンダラであるとは限りません。印刷時には、このメソッドが通常レンダラ内で直接呼び出されます。
(メソッド)
(メソッド)
public | {Canvas.get-gui-path-to-child}:{Array-of int} |
指定されたBoxから、指定されたこのオブジェクトの子に向かうGUIパスを計算します。
child: パスが計算される
Visual。
childは、
selfの直接の子であることが必要です。
root: childへ向かうパスのスタート地点
プログラミング注意事項
注意事項
コンテナオブジェクトは、子オブジェクト左から右に並べる為に、合理的なスキーマを使用するかもしれません。その為GUIパスの数値の詳細は、あるCurlセッションと他のセッションで同じであることは保証されません。
オーバーライド
Boxでのこのメソッドの既定の実装は、
selfの
ordered-children内の
childのインデックスを計算し、
rootから
selfへのパスにインデックスを追加します。これは、多くの種類の
Boxにおいて正しい計算になりますが、例えば、
TextFlowBoxは、より複雑な内部構造を持っており、有益なGUIパスを生成する為にこのメソッドをオーバーライドしています。
導入:
バージョン 7.0
(メソッド)
この Graphic の高さ設定を返します。
戻り値
オーバーライド
このメソッドは、
Graphic のサブクラス内で定義する必要があります。
このメソッドをオーバライドするクラスでは必ず
Dimension を返すようにして、これで必要な垂直軸に沿ったスペースを
そのオブジェクトの起点との関係を含めて表します。実際には、これはこのメソッドが適切な
OriginElastic または
Dimension を返すことを意味します。
Dimension の場合は、「
次元から OriginElastics への変換」で説明する変換規則に従って、適切な
OriginElastic に変換されます。
(メソッド)
この Graphic の幅設定を返します。
戻り値
オーバーライド
このメソッドは、
Graphic のサブクラスで定義する必要があります。
このメソッドをオーバライドするクラスでは必ず
Dimension を返すようにして、これで必要な水平軸に沿ったスペースを
そのオブジェクトの起点との関係を含めて表します。実際には、これはこのメソッドが適切な
OriginElastic または
Dimension を返すことを意味します。
Dimension の場合は、「
次元から OriginElastics への変換」で説明する変換規則に従って、適切な
OriginElastic に変換されます。
(メソッド)
Canvas 内のオブジェクトの座標を取得します。
戻り値
このオブジェクトの
外側起点に関する
Canvas の座標フレーム内のオブジェクト
obj の座標。
(メソッド)
public | {Canvas.invalidate-shape-layout}:void |
子 Shape のレイアウトに関するキャッシュされた情報を無効にします。
説明
このメソッドは、Shape がこの ShapeRoot の階層に対して追加または削除されるたびに呼び出されます。また、Shape の変換が変更される場合にも呼び出されます。
(メソッド)
Canvas 内のオブジェクトを移動します。
x, y:
Canvas の座標フレーム内のポイントの座標。ここに、
obj の
外側起点を移動します。
注意事項
(メソッド)
このオブジェクトにオプションの値が変更したことを通知します。
key: 値が変更されたオプションの名前を指定する
String。
プログラミング注意事項
オプションが (a) ローカル オプションの場合、あるいは (b) 非ローカル オプションで、このオプションに対してオブジェクトが option-change ハンドラ プロシージャを宣言している場合、オプションの値がバインド、変更、またはバインド解除されるたびにオプション パッケージはこのメソッドを一度呼び出します。
オーバーライド
(メソッド)
(メソッド)
public | {Canvas.set-child-index child:any, new-index:int}:void |
このオブジェクトのグラフィカルな子の描画順序を調整します。
説明
child は、このオブジェクトの子の配列内で、新しいインデックスが new-index になるように移動されます。
注意事項
Graphic と Shape は 0 から始まる依存しない順番を持つことに注意してください。new-index は 0 以上で Canvas に含まれる Graphic の数以下でなければなりません。この条件が破られた場合、エラーがスローされます。
(メソッド)
public | {Canvas.set-child-index-after child:any, after:any}:void |
このオブジェクトのグラフィカルな子の描画順序を調整します。
説明
child は、このオブジェクトの子の配列内で after の直後に移動されます。
注意事項
(メソッド)
public | {Canvas.set-child-index-before child:any, before:any}:void |
このオブジェクトのグラフィカルな子の描画順序を調整します。
説明
child は、このオブジェクトの子の配列内で before の直前に移動されます。
注意事項
(メソッド)
このオブジェクトにレイアウト幅と高さを代入します。
説明
このオブジェクトで set-size を呼び出すと、オブジェクトのレイアウト サイズを代入し、オブジェクトのレイアウト ネゴシエーションを完了します。グラフィック階層のすべてのオブジェクトにレイアウト サイズが代入された後で階層のレイアウト ネゴシエーションが完了します。
bounds: このオブジェクトの境界ボックスの左右および上下の範囲をオブジェクトの起点から相対的に示す
GRect。
プログラミング注意事項
このメソッドは、オブジェクトのグラフィカルな親によって呼び出されます。
オーバーライド
(メソッド)
Canvas 内のオブジェクトを移動します。
deltax, deltay: obj が移動される量。deltax 値が正の場合、obj は右に移動されます。deltay が正の場合、obj は下に移動されます。
注意事項
(メソッド)
public | {Canvas.size-changed}:void |
Canvas のサイズが変更されたときに通知を送ります。
説明
オーバーライド