指定されたポイントで発生するイベントが、ターゲット ボックスと、そのいずれかのグラフィカルな子のどちらに関するものかを判断します。
x, y: ポイントの座標。ターゲット オブジェクトの起点を基準として表現します。
プログラミング注意事項
このメソッドは、通常は、ポインタ イベントをグラフィカルな子に転送するかどうかを決定するためなど、主として内部目的で用意されています。
注意事項
このメソッドは、ポイントがグラフィカルな子によって占められる領域内 (境界を含む) にある場合は、グラフィカルな子が以下のプロパティを持っていると判断して true を返します。
一般に、ボックス内のターゲット ポイントがボックスの可視部分として描画されていない場合、このメソッドは false を返します。
TextFlowBox に選択可能なテキストが含まれている場合 (つまりプロパティ
text-selectable? が値
true である場合) は、ポイントが境界ボックス内にある限り、メソッドは true を返します。これは、その領域内の任意のイベントが、ボックス内のテキスト選択に関連付けられる可能性があるからです。それ以外の場合は、
TextFlowBox は前述したように、他のボックスと同じように扱われます。
指定ポイントをカバーし、指定テストの条件を満たす Graphic を見つけます。
x, y: self の座標フレームを基準にしたポイントの座標。
test: テスト。
Graphic を引数として与えると
test が true を返す場合、
Graphic はこのテストの条件を満たしているといえます。
戻り値
このオブジェクトが test の条件を満たす場合はこれを返します。その他の場合、このメソッドは最初に点 (x、y) を含むこのオブジェクトの子 (存在する場合)、次にこのオブジェクトの孫の順序で、test の条件を満たすオブジェクトを探します。このようなオブジェクトで最初に見つかったものが返されます。見つからない場合は null が返されます。
プログラミング注意事項
このメソッドは、ポインタ イベントを他のオブジェクトにリダイレクトするグラフィカル オブジェクトで使います。このメソッドによりポインタ イベントの転送先オブジェクトを見つけます。
オーバーライド
通常はオーバーライドされません。
ポインタ イベントe についての通知に応じて、必要な場合に PointerCrossing イベントを発生させます。
c: (
e.x,
e.y) が位置する、子のレイアウト オブジェクト。そのような子が存在しない場合、
c は NULL になります。
e: ポインタ座標
e.x および
e.y を含むイベント。
entered?: ポインタがこのオブジェクトに入っている場合は true になります。
left?: ポインタがこのオブジェクトから出ると true になります。
説明
プログラミング注意事項
指定された点 (x, y) を覆う BasicBox の子をピックアップします。
x, y: ポイントの座標です。
戻り値
この点を覆う子。該当する子がない場合は NULL を返します。
プログラミング注意事項
注意事項
このメソッドの実装では、x と y の最新の値を、これらの値について返された答えと合わせてキャッシュすることが推奨されます。このメソッドはたいてい同じ入力で連続して複数回呼び出されるからです。
オーバーライド
このメソッドは、適切な戻り値を計算するコードを持つ、
BasicBox の具象サブクラスでオーバーライドする必要があります。